先日メモ帳をパラパラとめくっていたら、やたらに漢字を書き並べたページに目が入りました。見ると、何だか訳のわからないものばかり。そういえば、クイズ番組がきっかけで難しい漢字に興味を持った時期がありました。そのページに書いていたのは動物の名前を漢字で表記したものでした。
さて、皆さんにクイズ。これがどんな動物の名前だかわかりますか?
①鼈
②海驢 ③猟虎 ④馴鹿 ⑤水馬
答えは以下の通りです。
①スッポン ②アシカ
③ラッコ ④トナカイ ⑤アメンボ
全部読めた方はスゴいと思います。ラッコのように動物のイメージとは似ても似つかない漢字もあり、あらためて面白いなあと思いました。もし水族館でラッコを見たら、「猟虎」の二文字を思い出してくださいね。(指揮者N)
この季節、河川敷や線路沿いなどで目にするのが、ススキとセイタカアワダチソウ(以下「セイタカ」と表記)です。
セイタカは観賞用として輸入されたことがきっかけで1970年代に大繁殖し、ススキなどその土地に生育していた植物を瞬く間に駆逐してしまいました。
このことは私が小学生のときの国語の教科書に載っていたような記憶があります。
ところが、この関係は平成に入ると逆転します。土地に蓄積されていた肥料成分をセイタカが使い切ってしまったせいで勢いが衰え、代わってススキなどの在来植物が再び勢力を取り戻しつつあるそうです。両者の仁義なき戦いの行方は今後も目が離せません。(管理人)
最近、美空ひばりの曲の1つ『東京キッド』(藤浦 洸 作詞/万城目 正 作曲)を合唱団で練習しました。1950年(昭和25年)に、ひばりが自身の主演映画の中で披露したこの作品には、歌詞に「チューインガム」が登場します。まだ戦後間もない頃ですから、チューインガムは時代の先端を行く洒落たアイテムだったのでしょう。
さて、昔は「お口の恋人」なんてキャッチコピーもあったチューインガムですが、最近は売れ行きが減少傾向にあるそうです。若者がガムよりもタブレット菓子やグミを好むようになったことが、その原因のひとつだとも言われています。
ガムを噛むことは脳に刺激を与えるので、脳の活性化に効果があるそうです。そう言えば私もガムを噛むことが少なくなりました。早速買いに行って、脳に刺激を与えなくては!(指揮者N)
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」(正岡子規)
11月に入り、野山の柿が色づいてきました。
渋柿はそのままだと渋くて、食べることはできませんが、干し柿にすることで甘い食べ物に変ります。
我が家では正月に干し柿を食べる習慣があり、その準備として今の時期に柿を収穫し、皮をむいて軒下に吊り下げます。
干し柿作りは手間ひまがかかる割には、固くなることが多く、なかなか売り物のようには仕上がりません。
子どもの頃に喜んで食べていた干し柿、今年の出来はどうなるでしょうか。(管理人)
秋晴れの中、テナーT氏、指揮者N、管理人の3人で熊本県荒尾市まで出かけてきました。
目的は「混声合唱団ARAO」の第46回定期演奏会です。
仕事の都合で大牟田市に引っ越されたアルトの岡部さんが加入されていることから、今回計画をしました。
会場は三井グリーンランドの目と鼻の先、ジェットコースターの音が聞こえてきます。
2000名収容の客席は半分以上が埋まり、地元での人気の高さが伺えます。
第1ステージは花と鳥をテーマにした6曲。統率が取れた、素敵なハーモニーを聴くことができました。
第2ステージはミュージカル「キャッツ」。歌だけでなく皆さんダンスが上手で、出演者自身が楽しまれている様子が伝わってきます。
第3ステージは「童謡唱歌四季のメドレー」。幼い頃の思い出がよみがえってくる珠玉の数々です。豊かな四季に恵まれた日本に生まれたことを感謝し、未来に向けて歌い継いでいきたいと思いました。
幕間には岡部さんを含む5名の20代の団員が登場し、指揮者の先生からインタビューを受けるというコーナーがありました。皆さん初々しくて好感が持てました。
帰り際「楽しかった」という声があちこちから聞こえ、大成功の演奏会だったと思います。
岡部さんの元気な姿に安心し、伊万里合唱団のこれからにとっても大変参考になる秋の遠出になりました。(管理人) 混声合唱団ARAOのホームページはこちら
荒尾に向かった管理人のミッションを受けて私、管理人ジュニアが伊万里市文化祭に行ってきました。
二人の伊万里合唱団員が出演される春秋会(長唄)の写真を撮ってリポートをするというのが自分の任務です。
管理人はチケットを持っていたのに私に渡すのを忘れていて、入場料300円を払う羽目になり意気消沈しましたが、気を取り直して予定時刻の少し前にホールに入りました。
演奏されたのは「案山子」という曲です。
息が合った三味線の音色は繊細で華やか、唄は朗々と深みのある歌声でした。
なんとか無事に務めを果たし、ほっとしています。(管理人ジュニア)
11月6日(日)、 佐世保アルカスの大ホールはほぼ満席。
「團伊玖磨記念:西海讃歌・筑後川」イン佐世保2016」が始まります。
「西海讃歌」が誕生した経緯が元NHKアナの川野氏から紹介されました。この街にもやっぱり、合唱組曲「筑後川」に感激し、「なんとか我が街、佐世保にもこんな管弦楽付きの合唱曲を!」と走りまわった人がいたことを知りました。
「西海讃歌」の初演がおよそ40年前とプログラムに書かれていましたので、市民には馴染みの楽曲だったんですね。
いよいよ演奏が始まり、ステージの面々は、歌い慣れている人が多いのか、表情が客席に届いてるように感ぜられました。
ただ、管弦楽音が勝って、合唱の歌詞が部分的に聞き取れなかったのが少し残念でした。歌詞チラシが付いて無かったのも悔やまれます。
第3部はメインプログラムの合唱組曲「筑後川」。
ステージには地元佐世保市をはじめ九州各地や関東・関西からも駆けつけた500名もの合唱人が整然と並び、現田茂夫氏の自在な指揮のもと壮大に全五章を歌い上げました。
伊万里合唱団が12年前に参加した「筑後川」IN城島を回想します。
合唱を続けて来られた自分と周りのサポートに感謝したい今日です。(ベース池田)
日本の「国技」と言われる相撲ですが、近頃では相撲ファンの女性が目立つようになったそうで、巷では『相撲女子』と呼ばれているそうです。
かく言う私も、実は相撲ファンのひとり。でも、最近のブームに乗ったわけではありません。
高校生の頃以来、数十年来の相撲ファンです。当時ご贔屓にしていた力士は若嶋津に寺尾。(時が流れ、今では二人とも親方になられています。)
その頃、ラジオ番組『オールナイトニッポン』では、デーモン小暮が「大徹」という、長いもみあげがトレードマークの力士を応援しており、もちろん私もよく聴いていました。ちなみに、デーモン小暮は相撲通で有名ですが、あるとき相撲中継の副音声を聴いたら、英語で相撲解説をしていて驚きました。本当に凄い!
さて、11月は「大相撲九州場所」。今場所は九州出身力士が活躍してくれるのか、はたまたどうなるのか。年季の入った『相撲女子』としては15日間の闘いが今から楽しみです。(指揮者N)
伊万里合唱団のホームページを立ち上げて1年が経ちました。
どんな記事を書くべきか、最初の頃は迷いもありましたが、一貫して意識しているのが季節の話題と「伊万里」の情報発信です。
幸い、アマチュアカメラマンの高田文彦さんやブログのネタが尽きたときには頻繁に助け舟を出してくれた指揮者Nさん、そしてリンクの依頼に快く応えていただいた県内外の個人・団体の皆様に心より感謝しています。
それにしても、昔から日記に挑戦しては挫折を繰り返してきた自分が、ここまで継続できたことに驚いています。
おかげ様で、1名ではありますが、ホームページを見て入団をしてくれた団員もいました。
今後、いつまで管理人として関わることができるか定かではありませんが、「細く」「長く」続いていくことを願っています。(管理人)
寒さと共にウインタースポーツの季節が到来しました。
すでに開幕していますが、この時期から春先まではフィギュアスケートを観るのが私の楽しみです。(大相撲だけではないんですよ。)
音楽にのせて表現される華麗さ、繊細さ。ジャンプやスピンといったテクニックの力強さ。選手の目に宿る闘争心がふと見えるとき、この美しいスポーツが競技であることを思い出します。ほんの数分間にさまざまな要素が詰め込まれた演技には、テレビを通して観戦していても惹き付けられます。
フィギュアスケートの演技は、指先まで神経を行き渡らせ、繊細さから激しさまで、あらゆる表現を全身で行っています。それは、指揮者がすることに似ているような気がします。ある時そう感じてからは、より一層観戦が面白くなりました。銀盤の上の華麗で熱い戦い。今季も目が離せません。(指揮者N)
介護業界で働く人の負担軽減のため、国は介護ロボットの普及に力を入れています。マッスルスーツのようにスタッフの体に装着して動きをアシストするものや、見守り機能が付いた電動ベッドも介護ロボットの範ちゅうに含まれますが、ロボットと聞いて思い浮かべるのは、やはり人型のロボットですよね。
先日、あるイベントで出会ったのがこちらのPALRO(パルロ)君。
説明文によると、100人の顔と声を憶え、会話を聞き取り、話しかけ、さらにダンスも踊れる大変優秀なロボットだとか。高齢者とのふれあいを通して認知症予防やセラピー効果が期待できるそうです。
そのときは気恥ずかしさもあり、遠巻きに眺めるだけで、パルロ君に話しかけなかったことを後悔しています。(管理人)
12月に開かれる「市民音楽祭」。今年で25回目となるこの音楽祭に、伊万里合唱団は第1回から毎年出場しており、今年も2曲を歌う予定でただいま練習中です。
曲のひとつは『木を植える』(谷川俊太郎 作詩/木下牧子 作曲)。
木を植えることが持つ意味を、「つぐなうこと」「夢見ること」など様々に歌い上げます。
もう一曲は『心の瞳』(荒木とよひさ 作詞/三木たかし 作曲)。
日航ジャンボ機墜落事故で他界した歌手、坂本九さんの歌で、長い人生をともに歩んできたパートナーへの愛を歌った曲です。九さん自身はこの曲について、奥様に「僕たち夫婦みたいな歌だね」と仰ったそうです。
伊万里少年少女合唱団のメンバーも一緒に歌います。お客様のお耳に心地よいハーモニーをお届けできるよう、本番まで更に練習に励みます。(指揮者N)
今月14日は月が68年ぶりの大きさに見える、いわゆる「スーパームーン」が出現するということで大きく報道されていました。
世紀の天体ショーに、ムードが高まりましたが、無情の雨により期待は落胆へと変わることになります。
そして、翌15日は伊万里合唱団の練習日。練習拠点の生涯学習センターに着き、ふと空を見上げると、前夜とほとんど大きさが変わらないであろう「(ほぼ)スーパームーン」が煌々と夜の世界を照らしていました。
スーパームーンには神秘的なパワーがあるという説もあります。
ご利益がありますように。(管理人)
今日は唐津市合唱祭が開催されました。参加したのは唐津市合唱連盟に所属する合唱団で、3つの混声合唱団と、6つの女声合唱団の計9団体です。
合唱祭は「唐津市歌」の全員合唱で始まり、その後はそれぞれの合唱団が個性豊かに、この日のために練習してきた曲を披露され、最後に「さようなら」という歌を全員で歌って閉会しました。
人数が少なく、ハーモニーを響かせるのに苦労している合唱団もあるようでしたが、練習の成果を披露した後は、誰もが満足感に満ちた顔でステージを降りていました。
出演された皆さん、お疲れさまでした。(指揮者N)
有田大公孫樹とは有田町泉山、弁財天社の境内に立つ樹齢千年を超える大きなイチョウの木に付けられた名前。
高さは40m、枝の張りは東西31mもあり、県内では随一を誇ります。
また、これだけ大きなイチョウの木は全国的にも珍しく、大正15年には国の天然記念物にも指定されています。
江戸時代には、大公孫樹下の口屋番所に佐賀藩の役人が常駐し、陶石や焼き物の持ち出しなどに対し、厳しい取締りを行っていたとか。
毎年、紅葉の時期になると大公孫樹は夜間にライトアップされます。
私も2年前と今年、行ってみました。昼間のたたずまいとは違った趣きがあり、荘厳な雰囲気と存在感、内なるエネルギーに圧倒されます。
有田町観光協会に問い合わせたところ、今年のライトアップ期間は11月27日(日)まで、時間帯は18時から20時までだそうです。是非、幻想的な世界をお楽しみください。(管理人)
先日のブログにも書きましたが、合唱団で練習している『心の瞳』。人生を共に歩んできたパートナーへの思いを込めた愛の歌です。著作権の都合上、歌詞は掲載できませんが、「お互いに年老いても、心の絆はずっと変わらない」という内容を歌っています。素敵な歌詞だなあといつも思います。
さて、この歌詞とよく似た名言を見つけました。それは、フランスの小説家アンドレ・モロワのこんな言葉です。
「真に結ばれた夫婦にとっては、若さの喪失ももはや不幸ではない。共に年老いることの楽しさが、年老いる辛さを忘れさせてくれる。」
洋の東西を問わず、人の思いは同じなんですね。
今日11月22日は語呂合わせから「いい夫婦の日」。モロワの言葉も『心の瞳』も、心に響く日です。(指揮者N) 「心の瞳」YouTube
11月23日は伊万里合唱団恒例のバスハイクの日。
マイクロバスをチャーターし、ゲスト8名を加えた20名で福岡方面に出掛けました。
目的地は秋月城址(福岡県朝倉市)と英彦山(福岡県添田町)。
どちらも今の時期は多くの観光客で賑わっています。
初めに訪れた秋月は沿道の真っ赤なモミジや、イチョウのじゅうたんが色鮮やかで、歓声が上がっていました。
霧雨が降る中、到着した英彦山では、視界が悪かったため、眼下に広がる紅葉を眺めることは、残念ながらできませんでした。
しかし、その霧雨のおかげで、古くから修験場として栄えた、日本屈指の霊山を神秘的で厳かな雰囲気の中で体験することができたと思っています。
昼食場所がなかなか決まらないといったハプニングもありましたが、今回のバスハイクも、レク担当の山田・前田両名のおかげでこれまでと同様に楽しく、思い出に残る旅になりました。
団員の皆さん、ゲストの皆さん、長旅お疲れ様でした。(管理人)
「念ずれば花ひらく」
これは、仏教詩人、坂村真民の詩ですが、伊万里市民でこのフレーズにピンときたあなたは宝くじファンですね。
今年も暮の風物詩、「年末ジャンボ宝くじ」が発売になりました。1等前後賞合わせた賞金は10億円!! 1の右に0が9個も並ぶ、庶民にはどう転んでも縁のないお金です。
私も早速、いつものように冨田お茶屋さんに行き連番を10枚購入しました。「念ずれば花ひらく、夢と希望の宝くじ」と印刷された冨田園茶舗特製の封筒に入れ、手作りのお地蔵さんと並べて、日々念じながら12月31日の抽選日を待つことにします。
年が明けてブログの様子がおかしくなったら、高額当選を疑ってください。(管理人)
11月26日(土)は、武雄の「合唱団やまびこ」の定期演奏会でした。やまびこは、佐賀県の合唱団ではもっとも歴史が古く、伊万里合唱団も賛助出演や合同演奏などたびたびお世話になっています。
第1ステージ『白いうた 青い歌』は、女声・男声・混声、「やまびこジュニア合唱団」による児童合唱、と合唱の様々な形をひとつのステージの中で聴かせてくれました。第2ステージは混声合唱曲集『三つの不思議な仕事』。やまびこの伝統ある歌声に、若き指揮者の感性が新たな輝きを加えていました。
さて、第3ステージは『いのち・感謝のハーモニー』。やまびこの企画ステージは、毎回パワー溢れる演出が客席を楽しませてくれますが、今年は「生命」をテーマにした、それぞれの曲が心に響く感動的なステージ。いつもとひと味違う、素敵な演出でした。
やまびこの皆さん、お疲れさまでした。伊万里合唱団も負けないように、来年6月に向けてがんばっていきましょう!(指揮者N)
11月26日、市民音楽祭(12/4本番)で共演する伊万里少年少女合唱団の子どもたちと、ステージで歌う曲を初めて合わせました。
お隣、武雄市のやまびこジュニア合唱団は22人もいますが、伊万里少年少女合唱団の団員は5人で頑張っています。
本番で歌う曲をしっかり練習してくれていて、感動を覚えるほど清らかな歌声でした。
しかも、みんな良い子で、癒されます。
本番当日も大人たちをリードするくらいの気持ちで、遠慮なく歌ってください。(管理人)
今日のタイトルを見てすぐに意味がわかった人は、かなりクラシック音楽に詳しい方だと思います。
「膀胱結石手術図」というのは、バロック時代のフランスの作曲家マレーが、自分が体験した手術の様子を音楽とナレーションで表現した、れっきとしたクラシックの作品なのです。
私は新聞のコラムでこの作品のことを知りました。どんな音楽なのかどうしても知りたくなり、探して聴いてみました。
おどろおどろしく始まり、ナレーションも手に汗握る雰囲気で、とにかく「痛い手術だったんだなあ」ということはよく分かる作品でした。
そう言えばモーツァルトの作品には、この場ではご披露できないような、とてつもなく品のない歌詞の声楽曲があります。堅苦しいイメージを持たれがちなクラシック音楽の世界ですが、ちょっと変わったところを入り口にして、気楽に楽しんでみるのもいいかもしれませんね。(指揮者N)