シリーズ化した管理人のブログのテーマに、伊万里市出身の作家、小森陽一氏に関する情報があります。彼を応援したいという気持ちも込めてご紹介します。(管理人)
Vol.1 海猿 2017/12/20
Vol.2 天神 2017/12/21
Vol.3 オズランド(1) 2018/04/25
Vol.4 オズランド(2) 2018/10/22
Vol.5 オズランド(3) 2018/11/03
Vol.6 新作発表 2019/05/07
Vol.7 ボーダー66 2020/11/09
Vol.8 インナーアース 2021/05/24
2017/12/20
Vol.1 海猿
徒然なるままにしたためてきたブログが、ちょうど500号となりました。
ここで、満を持してご紹介したい友人がいます。
彼の名前は小森陽一。伊万里高校の同級生で、現在は作家・映像監督として精力的な創作活動をしています。
彼の代表作といえば原案を提供して誕生した「海猿」です。
映画は第4作までシリーズ化され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。興行収入1位を立て続けに記録し、日本の映画史上に大きな足跡を残しました。
そんな彼が高校時代、「映画を撮りたいので出演してほしい」と私に電話をかけてきたことがあります。演劇部に在籍していたことから白羽の矢が立ったと思われますが、当時恥ずかしがり屋だった私は、恐れ多くて辞退してしまいました。
あのとき、引き受けていたら人生が変わっていたかも…。彼の作品を目にするたびにそう思う私でした。(管理人)
2017/12/21
Vol.2 天神
「海猿」の大ブレイクで"時の人"になった小森陽一君。
平成20年には海洋に関する創作活動の功績が認められ、第1回海洋立国推進功労者賞(選考委員長は東京大学総長)を受賞します。
「トッキュー!!」「我が名は海師」「252生存者あり」など、海を舞台にした作品群の他、「S‐最後の警官‐」はテレビドラマ化され、映画にもなりました。
そして、私が今一押しなのが、戦闘機のパイロットを目指す若者たちの青春群像を描いた「天神」。最近はフランス語版まで出版されたそうです。
伊万里が生んだ偉大な作家、小森陽一君に今後も目が離せません。(管理人)
2018/04/25
Vol.3 オズランド(1)
昨年の12月にブログでご紹介した伊万里高校時代の同級生、小森陽一君。
彼の小説「オズの世界」(集英社文庫)が「オズランド」というタイトルで映画化され、今年の秋に全国公開されることが明らかになりました。9本目の映画となる今回は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインを演じた波瑠さんや人気俳優の西島秀俊さんなど豪華キャストが出演されます。
撮影は、去年の夏、熊本県荒尾市にある三井グリーンランドなどで行われました。
「間違いなく、僕らしくない、愛くるしい作品に仕上がっている(笑)」と小森君は言っています。
今年の秋は是非、映画館で「オズランド」をご鑑賞ください。(管理人)
2018/10/22
Vol.4 オズランド(2)
伊万里高校出身の作家、小森陽一君原作の映画、「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」が今週の金曜日(10月26日)から全国の映画館で上映されます。
公開に先立ち、情報番組やバラエティ番組などで映画のPRをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
ロケ地は熊本県にある遊園地グリーンランド。波瑠さんや西島秀俊さん、中村倫也さん、橋本愛さんなど実力派の俳優が登場します。
10月16日は「ボス(上司)の日」ということで、角川アスキー総合研究所が行ったリサーチでは、波瑠さんの上司役を演じる西島秀俊さんが理想の上司イメージNo.1に選ばれたそうです。
九州人にとって昔から遊園地といえばグリーンランドですよね。私も30年前の学生時代にサークルの仲間と遊びに行って以来、何度も通った思い出の場所です。皆さんも、それぞれの経験を重ねながら、是非、映画をご覧になってください。(管理人)
2018/11/03
Vol.5 オズランド(3)
公開中の映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」を鑑賞しました。
熊本県荒尾市にある遊園地、グリーンランド(実名で登場)を舞台に、新入社員の波瑠さんが、様々な経験を通して逞しく成長していく物語です。
笑いあり、涙あり、感動あり、たまに九州弁もあり。もう映画館で観るしかありません。
また、映画の元になった小説「オズの世界」(集英社文庫)は300ページを超える作品ですが、読み応え十分。一気に読破してしまうほどの魅力があります。
映画を観て本を読むと、あなたは魔法にかかり、きっと小説家・小森陽一のファンになるでしょう。(管理人)
2019/05/07
Vol.6 新作発表
伊万里市出身の作家、小森陽一物語君から二つの近況報告が入りました。
ひとつ目は新作(2作品)の発表。しかも小説と連載漫画がほぼ同時に世に出ます。小説は早川書房から5月23日に発売される「G-ジャイガンティス」。漫画は集英社グランドジャンプの5月22日号から連載が始まる「BORDER66」という作品です。リリースが近いため、両社が垣根を越えてコラボ告知をしてくれているそうです。絶対に面白いはずなので、是非ご一読ください。
そして、もうひとつのニュースは、この春から大阪芸術大学の客員教授に就任したとのこと。凄いとしか言いようがありません。これからも陰ながら応援します。(管理人)
2020/11/09
Vol.7 ボーダー66
「同級生・小森陽一物語」第7弾は、昨年、ヤングジャンプで新たに連載が始まることをお知らせした「ボーダー66」という作品の情報です。単行本の1巻と2巻が同時発売されたことから地元の本屋で買い求め、一気に読みました。
テーマは地球環境問題。毎年のように繰り返される記録的な豪雨災害や大きな爪痕を残す巨大台風など、私たちが経験したことのない異常気象が頻発しています。
これらの問題に正面から挑んだ今回のシリーズは、警鐘を鳴らすだけでなく、ストーリーが秀逸で、純粋に感動しました。ぜひ、映画化も検討してほしい。そんな作品です。(管理人)
2021/5/24
Vol.8 インナーアース
「同級生・小森陽一物語」第8弾は今年2月に集英社文庫から発売された長編小説「インナーアース」のご紹介です。
下関市から北東30キロ地点の地下20キロに琵琶湖の半分ほどの巨大な空洞が見つかり、それを地図化してほしいというオファーが地図会社メイキョウに舞い込みます。地下20キロという深さは人類が経験したことがない未知の領域。到達できたしても、そこにあるのは途方もない地圧と600℃の地熱。無謀とも思えるミッションにどう挑んでいくのか。久しぶりに面白い本に出合いました。
準備や執筆にあたっては「ゼンリン」や「いのちの旅博物館」、そして伊万里高校の同級生で物理学者K君の協力もあったとのこと。博多大吉さんによる帯書きにもあるように映像化を強く期待してしまいます。(管理人)