音楽に欠かせないのが楽譜。そこには外国語があふれています。音楽用語は主にイタリア語で書かれていますが、ドイツ語やフランス語、英語の表記もしばしばあります。普段から無意識にたくさんの外国語を目にしているはずなのですが、これを実用に使えるのかというと、そこはさっぱり…(笑)
さて、今日のタイトルの『旅するドイツ語』とは、現在NHK-Eテレで放送されている語学講座のひとつです。と言っても、内容は出演者が実際にドイツで旅をしながら現地の人と会話をするもので、ちょっとした旅番組のよう。しかも、旅のテーマのひとつが『音楽』。ベートーベン、モーツァルトなど音楽家にゆかりのある場所が紹介されたり、ウィーン在住の音楽家のインタビューなどもあるので、音楽好きにお薦めしたい番組です。
私も毎週楽しんで見ています。放送は3月末までですが、まだまだ見どころもたくさんあります。趣味(音楽や旅)と実益(語学)をかねて、一度ご覧になってみませんか?(指揮者N)
私からもドイツに関連する話題をひとつ。
第二次世界大戦後、ドイツは東西ドイツに分断されていた時代がありました。その象徴がコンクリートで作られた「ベルリンの壁」です。
1989年、東欧に起こった民主化のうねりの中でベルリンの壁は崩壊し、ドイツは再び統一を成し遂げます。
それからしばらくして、天神(福岡市)のデパートか商業ビルか記憶があいまいですが、小さなスエードの入れ物に入った「ベルリンの壁」の破片が売られていました。
そのときに買ったものがこちらの写真です。
ベルリンでは30年近く経った現在でも土産物屋で"壁のかけら"が売られているそうですが、壊された壁はほとんど残っていないはずなので、真偽は怪しいですね。
ちなみに、ベルリンの壁が崩壊したとき、国民はベートーベンの交響曲第9番で祝福したそうです。
我が家の壁が本物であるか確かめるすべもありませんが、これからも、たまに眺めながら、歴史のロマンに浸ることにします。(管理人)
2月3日は節分、節分といえば恵方巻きと言われるくらい恵方巻きは一般的になっています。
縁起物に惹かれてくるのは年を取った証拠なんでしょうか、初めて私も昼食時に食べてみました。
なんでも今年は北北西を向き、黙って、一気に食べないとご利益がないそうで、「注文が多いなぁ」と一人で嘆きながら、無事に巨大な恵方巻きを完食します。
さらに夜の合唱団の練習では指揮者Nさんが団員に節分の豆菓子を配ってくれました。
70代の団員は「ちゃんと70個入ってる?」なんて冗談を言いながら喜んで食べていました。
これで私たちは今年も無病息災、平穏に過ごせます。(管理人)
AKB48のモノマネで一躍人気者になった、お笑い芸人のキンタロー。さんが、このたび伊万里市観光大使に就任することになり、2月4日(土)、伊万里市役所ロビーにおいて観光大使委嘱式が行われました。
キンタロー。さん自身は愛知県出身ですが、伊万里市出身の男性とご結婚され、伊万里にご縁が出来たことから今回の就任に至ったのだそうです。
セレモニーはたくさんの市民が見守るなかで始まり、伊万里ならではの「やきもの」で出来た委嘱状が市長からキンタロー。さんに手渡されました。続いて伊万里産の金柑と、伊万里焼のコーヒーカップがプレゼントされました。
その後、観光大使就任をお祝いして、子どもたちのダンスの披露があり、2曲目にAKB48の「フライング・ゲット」が流れると、キンタロー。さんも途中からダンスに参加し、会場が一気に盛り上がりました。
キンタロー。さんは本業のお笑いで活躍されている一方、社交ダンスにも打ち込み、今年秋の世界選手権の代表に選出されています。就任のあいさつで「これからいろんなところで、伊万里をアピールしていく」と言われていましたが、これからのキンタロー。さんの活躍を私たち伊万里市民も応援したいと思います。(指揮者N)
先週末、職場の旅行で山口県に行ってきました。
山口県には「角島大橋」という日本を代表する絶景スポットがありますが、もう1か所、アメリカのニュース専門放送局・CNNが平成27年に発表した「日本の最も美しい場所31選」のひとつに選んだ「元乃隅稲成神社」(長門市)もあります。
日本海の大パノラマをバックに123個の鳥居が連なるその眺望の素晴らしさに目を奪われ、立ち尽くすしかありません。
山口に旅行をされる機会があれば是非、こちらにも足をお運びください。(管理人)
元乃隅稲成神社の参道出口付近に見慣れないものを発見しました。
よく見ると大鳥居の上部に賽銭箱が取り付けられています。
なんでも、参拝者は賽銭箱を目がけて賽銭を下から放り投げ、うまく入れば願いが叶うとか。
この賽銭箱はテレビ朝日の「ナニコレ珍百景」という番組で「入れにくい賽銭箱」として平成21年に珍百景に登録されています。
私はというと1投目の賽銭は鳥居の屋根に乗ってしまい落ちてきませんでした。そして2投目は狙い通り、理想の放物線を描いて、見事、賽銭箱へと吸い込まれていきました。
これで今年は開運・厄除け間違いなし?(管理人)
昨夜、待望の新入団員が加入しました。
アルトパートの吉田さんです。
私と勤務先が同じで、頭脳明晰、性格の良さも折り紙付きです。
仲間が増えると活気が生まれますね。
これを呼び水としてみんなが勧誘に力を入れ、団員が増えていけば、いずれは比較的規模の大きな編成の曲にも取り組むことができるようになるかもしれません。
気持ちを新たに盛り上げていきましょう。(管理人)
1月から放送されている、大河ドラマ『おんな城主 直虎』。「井伊直虎」という男性名を名乗り、戦国時代を生き抜いた女性の物語です。
これまで注目されることのなかった人物ですが、ドラマの開始とともに「直虎」という名前がクローズアップされています。
ところで先日、井伊直虎のほかに、あと二人「直虎」がいたことをテレビで報じていました。ひとりは信濃・須坂藩主「堀直虎」、そしてもうひとりは、佐賀・小城藩の最後の藩主「鍋島直虎」。なんと、佐賀にも「直虎」がいたんです!
調べてみると、鍋島直虎は江戸末期に佐賀藩10代藩主・鍋島直正(閑叟)の子として生まれ、長じて小城藩を継いだ方でした。小城というと「小城ようかん」くらいしか頭に浮かぶものはなく、同じ佐賀県内でも、他の地域についてはあまり知らないものだと改めて思いました。(指揮者N)
2月1日・2日の二日間、西日本新聞に「歌オラショ 生月島から 映画『沈黙』に寄せて」という記事が掲載されました。
最近『沈黙 -サイレンス-』という映画が公開されています。ハリウッド映画ですが、原作は遠藤周作の小説。江戸時代の長崎を舞台に、キリスト教が厳しく弾圧される中での信仰と人々の苦悩を描いた物語です。私は原作を読んだことがあり、この記事が目に留まりました。
“オラショ”とは「かくれキリシタン」に歌い継がれた祈りの歌です。「ぐるりよーざ」と呼ばれるものなど、ラテン語の聖歌が日本語のようにも聞こえる歌に変化し、長崎県生月島で今日まで守られています。記事を読むうちに、学生の頃に歌った合唱曲『西海の恋歌』(湯山昭 作曲)が、“おらしょ”や“さんじゅあん”といった、かくれキリシタンの歴史を物語る歌詩だったことを思い出しました。
生月島には、生月町博物館「島の館」があり、かくれキリシタンの歴史や“おらしょ”について知ることができます。私もそのうち足を運んでみたいと思います。(指揮者N)
小雪がちらつく中、「いすの木合唱団15周年記念コンサート」が伊万里市民図書館ホールで開かれました。
今から15年前、文学講座の先生から、教科書から消え去りつつある懐かしい歌、美しい歌詞・旋律の曲を図書館の中にある「いすの木」の下で歌い継ぐことを提案されたことが「いすの木合唱団」誕生のきっかけだそうです。
第Ⅰ部は「萩原英彦合唱曲集」より15曲。第Ⅱ部は「私は歌に思い出をたどる」と題してサトウハチロウが作詩をした曲を中心に「青い山脈」や「靴が鳴る」、「埴生の宿」などを客席の来場者も一緒に歌いました。
出演者全員による合唱だけでなく、ソリストの歌声や曲の合間に読まれた詩の朗読にも感動を覚える素敵なコンサートでした。
図書館とともに歩む合唱団として、いすの木合唱団の末永い発展をお祈りします。(管理人)
長唄・春秋会の初弾会と新年会が伊万里迎賓館で開催され、私もお邪魔してきました。
春秋会は杵屋佐多勝さんが会主を務め、旦那さんで伊万里合唱団副団長の福塚さんが物心両面にわたりサポートをされています。
初弾会では着物姿の会主とお弟子さんたちの三味線や、友情出演の方々の踊りなどを堪能し、伝統芸能の素晴らしさを改めて実感しました。
引き続き行われた新年会では会食をしながら芸事の話題などで花が咲いたほか、ご指名を受け私と福塚さんの二人で「ふるさと」を二重唱で歌うというハプニングもありました。楽しいひとときを過ごすことができ感謝しています。(管理人)
《お知らせ》
三味線を習ってみたい方は春秋会まで是非お問い合わせください。
・稽古日 毎週火曜日(伊万里町甲・自宅)、毎週木曜日(大坪町白野公民館)
・自宅電話番号 0955-22-3416
第31回定期演奏会のゲストステージでニ胡の演奏をしていただく西村美和さんと第1回目の打ち合わせを行いました。
和やかな雰囲気の中、こちらからの提案がメインにはなりましたが、ステージ構成や時間配分、本番に向けたスケジュールなどについてご意見を伺うことができました。
演奏活動や後進の指導で大変お忙しい中に時間を割いていただいたことに感謝するとともに、定演に向けて、まずは一歩前進できたことを嬉しく思います。(管理人) ※西村さんのプロフィールはこちら
先週のアルト吉田さんに続き、なんと、今週もソプラノに新たな仲間が加わりました!
お名前は池田さん。有田にお住まいの方です。
池田さんは私が入団する前に伊万里合唱団に在籍されていた時期があったそうで、古参の団員は本当に嬉しそうでした。
また、後半の全体合唱では、ほぼ初見のはずなのにしっかり歌われていたのには驚きました。
それにしても、今年に入って、NHKの取材や佐賀県芸術文化地域功労賞の受賞、そして新入団員が相次ぐなど怖いくらい朗報が続いています。
団員の皆さん、この調子で酉年にふさわしく飛躍の一年にしていきましょう!(管理人)
2月14日は合唱団の練習日。
バレンタインデーと重なったこともあり、たくさんのチョコレートを頂戴しました。
中には手作りのチョコレート菓子やミャンマーのお土産などもあり、そのどれもが甘くて、気持ちが伝わるものでした。
結局、女性にも配ってみんなで食べましたが、それもまたうちの合唱団らしくて良いんじゃないかと思います。
そうこうするうちに、いつもより長い休憩時間となり、後半の練習時間が短くなってしまいました。
指揮者Nさん、ごめんなさい。(管理人)
いにしへのならの都の八重桜 けふ九重に にほひくるかな
平安時代に宮中に仕えた女性「伊勢大輔」が詠んだ和歌です。小倉百人一首でもよく知られています。
「昔の都の奈良の八重桜が、今日は京の都で美しく咲いています」という、季節外れの桜の歌を話題にしたのは、最近練習している曲『古(いにしえ)の君へ』の歌い出しが、この和歌だからです。奈良の高校生が書いた詩に、作曲家の千原英喜氏が冒頭に伊勢大輔の歌を加え、曲を書かれました。
テノールが上の句を、アルトが下の句を、歌を詠み上げるようにアカペラで歌います。それに続いて4つのパートがゆったりと、まるで雅楽のようなハーモニーを作り、合唱が始まります。
私たちが歌っている合唱曲はいわゆる「西洋音楽」ですが、『古の君へ』では、そこに和歌や雅楽の「和」の要素がちりばめられています。まだ取りかかったばかりの曲ですが、6月の定期演奏会を目指し、これから歌い込んでいきます。(指揮者N)
我が家の畑には趣味も兼ねて、色んな木が植えられています。
ここ数日、食卓に登場しているのがキウイ。
スーパーで買ってきたんだろうと思っていたら、自家製でした。
家族の話によると、5~6年前に植えた4本の苗木が成長し、実を結んでいる模様です。
大ぶりで糖度も高い市販品とは違い、小さくて酸味も強めですが、味はまあまあ。
ヨーグルトと一緒に食べるのが最近のマイブームです。(管理人)
今年も鳥栖子どもミュージカル主催、「第14回キッズミュージカルTOSU 新・虹のあどれす」を観賞してきました。
会場の鳥栖市民文化会館大ホールはほぼ満席。人気の高さが伺えます。
主人公の明希子(中学1年生)、そして夢の国の女王(小学3年生)の迫真の演技と歌唱力には驚くばかりで、凄い逸材が現れたと衝撃を受けました。
また、重要な役どころである執事マカロンのパフォーマンスも素晴らしく、とても良い味を出していました。
出演者は総勢40数名。合宿を含めた厳しい練習を乗り越えただけに、動きは見事に統率が取れていたほか、一糸乱れぬ美しいハーモニーは聴きごたえ十分です。
こうなったら来年も足を運び、子ども達の成長を見届けるしかありません。(管理人)
2月19日(日)、第7回自衛隊ふれあいコンサートが伊万里市民会館大ホールで開催されました。
この日のプログラムは正統派クラシックから、シャンソン、映画音楽、アニメ、演歌、ポップスに至るまで実に幅広い選曲で、アンコールに応えてAKBや軍艦マーチまで演奏するなど実にサービス精神旺盛なコンサートでした。
「大人からお子様まで 皆様にお楽しみいただける曲目をお届けします。」という宣伝に偽りはありません。
しかも、楽器演奏だけでなく、ゆずの「栄光の架橋」では2人の男性隊員が見事な歌声まで披露してくれました。
伊万里での「自衛隊ふれあいコンサート」が毎回満員になる理由がわかるような気がします。
お客様に喜んでもらうことを第一に考える姿勢は伊万里合唱団にとっても大変参考になりました。(管理人)
現在の愛車を買ってもうすぐ7年、走行距離は13万8千kmを超えました。
走りはまだまだ快調ですが、最近気になってきたのがヘッドライトカバーの曇り。紫外線の影響などで経年劣化をしてしまうようです。
そんな中、カーショップでいいものを見つけました。
ライトのカバー部分を下地クリーナーで研磨したあと、コーティング剤を塗って仕上げるというものです。
早速買い求め、せっせと磨いていくうちに、明らかに透明度が上がっていきました。
ただ、あまりにも長くケアをしていなかったので、どうしてもキレイにならない部分もありましたが、写真をご覧になってわかるように見違えるほどクリアな状態になり、ほぼ満足しています。
夜間は、より遠くまで光が届くようになるので安全運転にも役立つでしょう。(管理人)
今日の練習、いつも隣で歌うテナーのパートリーダー熊川君がなかなか現われません。
用事があってお休みなんだろうと思っていた矢先、さっそうと消防団員の姿で登場しました。
聞けば、春の火災予防運動を前に、約2時間かけて町内を巡回し、火の用心を呼びかけてきたそうです。
消防団はこのように火災を未然に防ぐための広報活動のほか、実際に火災や大規模災害が起こった時には自宅や職場から現場に駆けつけ、消火活動や救助活動を行うという大切な役割があり、地域にとって無くてはならない存在となっています。
住民の安心と安全を守るため、体に気をつけてこれからも頑張ってください。(管理人)
私の知り合いに、小学6年生の女の子がいます。
来月は卒業式なので、「卒業式には何を歌うの?」と訊いてみました。すると、返ってきた答えは『巣立ちの歌』でした。
『巣立ちの歌』(村野四郎 作詞/岩河三郎 作曲)とは、1965年に作られ、以前はよく歌われていた卒業ソングです。私も小学校の卒業式には『巣立ちの歌』を歌いました。(もちろんずいぶん昔のことです。)最近は『旅立ちの日に』を歌う小中学校が大半だと聞くので、ずいぶん懐かしい歌を歌うんだなあと思いました。
聞けば、先生が「この歌の歌詞が好きだから、みんなに歌って欲しい」と選ばれたとのこと。ここで歌詞をご紹介することはできませんが、確かに学舎(まなびや)の風景、恩師への感謝、未来への希望を歌い上げる歌詞は、言葉も美しく、今思い出しても心に響きます。
3月には胸いっぱいの希望とともに小学校を巣立つ彼女の未来が、この歌の歌詞のように「輝かしい」ものとなることを願うばかりです。(指揮者N)
先日のブログ、「全国区になれるかも?」でも紹介しましたが、「所さん!大変ですよ」という番組の中で、驚きの市民歌・県民歌のひとつとして「伊万里讃歌」が取り上げられます。
今日は予定日のちょうど1週間前の放送で、番組のエンディングで流れた次回の予告編にしっかりと私たちが映りました。もちろん、後ろ姿ではありますが指揮者Nさんも映っています。来週の放送が今から楽しみです。(管理人)
◆NHK総合「所さん!大変ですよ」 3月2日(木)午後8時15分~午後8時43分
三寒四温と呼ばれるこの季節、伊万里では梅の花が見頃を迎えています。
伊万里市木須町には広大な土地に約6,500本の梅が植えられている藤ノ尾梅園という西九州一の梅園があります。
ここでは梅園内を散策したり、敷地内の高台からは、梅園の全景と伊万里の市街地や伊万里湾を見渡すことができます。
明日、2月26日(日)に藤ノ尾梅園で開催されるのが「第14回伊万里梅まつり」。
当日はJA伊万里本所から伊万里駅を経由して現地を往復する無料シャトルバスも運行されます。梅の香りに包まれながら、観梅を楽しまれてはいかがでしょうか。(管理人)
今日は佐賀交響楽団第40回記念演奏会が佐賀市文化会館で開催されました。
私の親友Y君(ヴァイオリン)が出演するということと、曲目、ソリストに惹かれて出かけてきました。
プログラムはシベリウスのフィンランディア、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、そしてベルリオーズの幻想交響曲という記念公演にふさわしいラインナップです。しかもベルリンフィルを始め、世界一流のオーケストラ・指揮者と共演されているヴァイオリニストの堀米ゆず子さんをゲストに迎えるという大変豪華な演奏会でした。もちろん演奏は大満足。堀米さんからは終演後にサインまでいただくことができ、感激しています。
佐響の皆さん、第40回記念演奏会の成功おめでとうございました。
Y君もお疲れ様。そして誕生日おめでとう!(管理人)
先日このブログでご紹介した『旅するドイツ語』。作曲家ハイドンゆかりの地を訪ねる内容の回に、珍しい楽器が登場しました。
形や大きさはチェロのような感じで、女性の奏者が両足の間に挟んで演奏していました。前から見ると弦が6本あるのですが、裏側にも何本もの弦があり、それをはじいて音を出したりもしていて、よく見る弦楽器とは少し違います。
この見慣れない楽器の名前は『バリトン(Baryton)』。古い時代の楽器で、ヴィオラ・ダ・ガンバと呼ばれるものの一種だという解説がありました。ハイドンはこの楽器のための曲を175曲も作曲していますが、バリトンは演奏や調律が難しいため、次第に演奏されなくなったそうです。
さて、合唱や声楽の低音部を受け持つパートにもバリトン(Baritone)がありますが、楽器のBarytonとは英語の綴りが異なります。我が団のバリトンさんたちも楽器とは性格が違い、朗らかで優しい方ばかりで、「取り扱いが難しい!」なんてことはありません。Baritoneさん、これからも優しい音色でハーモニーを支えてくださいね。(指揮者N)