空気が澄んだこの季節、夜の帳が下りると、街の喧騒とは無縁ののどかな片田舎では、きらめく満天の夜空を眺めることができます。
ときには上空を通過していくジェット機の音が聴こえてくることもあります。そんなときに思い出すのが深夜のラジオ番組「ジェットストリーム」。
1967年の放送開始から1994年まで初代機長(パーソナリティー)を務めた故・城達也氏の落ち着いた心地よい声と軽音楽に耳を傾けていると、私も機上の人になることができました。
今週の舞台はイギリス。音楽はビートルズです。
海外に憧れを抱いていた学生時代の頃の懐かしい記憶が蘇ります。(管理人)
伊万里合唱団は毎週火曜日に加えて、毎月第1金曜日も練習をしています。
聞けば、ほとんどの団員が「所さん…」の放送終了後に全国の友人・知人から連絡をもらったそうです。
合唱団のホームページも驚異のアクセス数を記録しました。
三重県に住む私の友人は県民歌は確かに存在しているものの、まだ一度も聴いた覚えがないとのこと。
今回の放送がきっかけとなり、地元の市民歌、県民歌を再発見し、郷土愛を育む動きにつながっていけばいいですね。
さて、今月は医療機関への訪問演奏と伊万里少年少女合唱団発表会での友情出演が控えています。浮かれ気分を封印し、集中して練習に打ち込みました。(管理人)
昨年に続き、今年も「からつジュニアオーケストラ」の指揮者オーディションが開催されました。演奏ではなく、指揮者が審査される場を見学できる機会はめったにないので、私も指揮の勉強のために足を運んできました。
今年のエントリーは4名で全員男性。課題曲は、今年の定期演奏会のプログラムである、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の第一楽章。
司会者のジョークを交えた進行が会場の緊張感を和ませてくれる中、粛々と審査が始まりました。同じ曲でも、指揮者が変わると演奏に微妙な違いが感じられます。それぞれの指揮者の熱演もさることながら、それに合わせて演奏するオーケストラにも感心しました。
合格された指揮者は、8月20日(日)の「第15回記念定期演奏会」で『新世界より』全楽章を指揮されます。5ヶ月後、さらに磨きのかかった指揮と演奏を披露される演奏会が今から楽しみです。演奏会の詳細については、後日「コンサート情報」にてご紹介いたします。(指揮者N)
今は卒業式のシーズン。
佐賀大学の入学式と卒業式では管弦楽団が祝典音楽を演奏していました。ヘンデル作曲「水上の音楽」、ワーグナー作曲「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」そして大学の学生歌「楠の葉の」の3曲です。
在学中、合計8回もの入学式と卒業式に参加するという経験をしたおかげで、学生歌の歌詞まで覚えてしまいました。
私は今でも「水上の音楽」や「ニュルンベルク…」を耳にするたびにこのシーズン特有の不安と期待が交錯するセンチメンタルな気分になります。
さて、皆さんはどのような音楽にまつわる思い出がありますか。(管理人)
*YouTube 水上の音楽 マイスタージンガー前奏曲
2月から3月にかけて、全国各地でひな祭りのイベントが開催されています。
伊万里市のお隣、唐津市で開かれているのは「唐津のひいな遊び」。市内5ヶ所の会場のうち、2ヶ所を見に行ってきました。
唐津城に近い『埋門ノ館』には、市民が所蔵する江戸時代の雛人形が、何組も飾られていました。時代を経て古色を帯びているものの、品のある顔立ちや装束からは雅やかな雰囲気が感じられます。
もう一ヶ所訪ねた『町屋カフェ野いちご』では、江戸時代後期に唐津の商家に生まれた女性が所蔵した、立派なお雛様を拝見しました。御殿付きのお雛様は、約160年前に京都で作られたものだそうです。武家のお姫様の雛道具では御殿もしばしば見かけますが、商家でこんな豪華な雛人形を揃えているは初めて見ました。可愛い娘のために、両親が愛情を込めて揃えた雛人形なのでしょう。
さて、私のお雛様はかわいそうなことに、ここ数年「箱入り娘」のまま過ごしております。来年はちゃんと箱から出して、飾り付けてあげなくては…。(指揮者N)
最近、『古の君へ』を歌っているせいか、百人一首の和歌がふと頭に浮かびます。これもその一つ。
「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」(崇徳院)
急流が岩に当たって二つに別れてもまた一つになるように、別れた人と再び会いたいという想いを詠んだ歌です。
この和歌を連想させる合唱曲を思い出しました。それは、一昨年、昨年と合唱団で歌った『群青』。東日本大震災の被災地、福島県の中学生の詩による合唱曲です。
崇徳院と『群青』に共通するのは、離ればなれになった人と「きっとまた会おう」と願う強い気持ち。再会を願う心は、古の人も現代に生きる人も同じです。ただ、会いたい人が、和歌のほうはおそらく恋人なので、友を思う『群青』とはちょっとニュアンスが違うのですけれど。
未曾有の大災害に世界中が言葉を失ったあの日から、早くも6回目の3月11日を迎えます。被災地の復興、そして人々の再会を祈りつつ、子どもたちの希望と願いが込められた『群青』を、そっと思い浮かべたい日です。(指揮者N)
2014年の全米オープンテニスで日本人として初めて準優勝を果たしたのが錦織圭選手。
帰国したら何をしたいか質問され「ノドグロがあったら食べたい」と答えたそうです。
ノドグロは希少な魚で私は見たこともありませんでしたが、武雄市のあるお店で、初めて食べることができました。
身に脂が乗っていて、口の中に入れると溶けていく不思議な食感です。店のご主人によると次はいつ入手できるかわからないとのこと。人生で一度きりかもしれないイベントを楽しみました。(管理人)
春の陽気に誘われ、管理人ジュニアの運転で唐津のディーラーまでオイル交換に出かけました。
行き帰りの道中で驚いたのがすれ違うバイクの多いこと!
2人組から10数台の集団まで、凄い光景でした。
その多くが福岡あたりから長崎の平戸・生月方面に向かう人達ではないかと思います。
西九州自動車道の南波多谷口ICで降り、伊万里湾大橋を通って国道204号線を北上する風光明媚なルートはアップダウンあり、ワインディングロードありで人気のツーリングコースになっているようです。
ライダーの皆さん、安全運転でよい旅・よい思い出を!(管理人)
我が家のカーポートの脇に忽然と出現した怪しい物体。
鉄パイプの枠組みにシートが掛けられています。
入口らしき部分のフックを外し、中を覗いてみるとハウスの中には父親が愛用している「田んぼ見回り用」のスクーターが堂々と鎮座しているではありませんか。
長い間、雨ざらしの軒下が定位置だったのに、なぜ今になって立派な車庫を作ったのか、謎は深まります。
80才を過ぎ、そろそろバイク禁止令を公布するつもりでいましたが、もう少し好きにさせた方がいいのでしょうか。
以上、2日連続のバイクの話題でした。(管理人)
昨日の練習はホワイトデーと重なり、男性団員から愛情のこもったお返しが配られました。
一方、2名の女性団員が持参されたのはたくさんの大根。
「なぜ大根なのか?…」。
鈍感な私は帰る間際まで理由がわかりませんんでした。
もうおわかりですね。それは大根が白いから。
ホワイトデーにちなんだプレゼントです。
男女問わず喜んでお持ち帰りをされました。(管理人)
最近「バル」という言葉をよく耳にするようになりました。皆さんご存知かと思いますが、「バル」とはスペインやイタリアなど南ヨーロッパで、酒場や軽食を食べられる食堂を指します。
さて、今月19日(日)に、伊万里で「バル」を楽しむイベントが開かれるそうです。その名も『伊万里GYU.GYU.(ギューギュー)バル』。
14軒の飲食店が参加し、お客さんはチケット(4枚つづり、1枚のみもあり)を買って、参加店をハシゴして料理やお酒を楽しむというものです。チラシを見ると、小料理屋、フランス料理、イタリアン、ワインバーとさまざまなお店が参加しています。
カフェも数軒あるので、お酒が苦手な方もスイーツやソフトドリンクなどを楽しむことができるようです。
日曜日の夕方からの開催ですが、翌日は「春分の日」で休日ですから、ぶらりと飲みに行くのも楽しそうですね。今回が3回目の開催だそうですが、私はまだ一度も足を運んだことがありません。
参加店にはまだ行ったことのないお店もあるし、ちょっと行ってみたい気がするイベントです。(指揮者N)
今日は恒例となっている西田病院での訪問演奏会。
濱口団長によるユーモアあふれる司会進行のもと、美空ひばりや春日八郎など昭和の名曲を中心に唱歌やCMソング(ヤン坊マー坊天気予報)などを歌いました。
加山雄三の「君といつまでも」では「幸せだな~」から始まるお馴染みのセリフを大阪生活が長かった福塚さんが大阪弁で語りかけました。
「幸せやな~ 僕は君とおるときが一番幸せなんや 僕は死ぬまで君を離さへんで ええやろ?」
団長からの突然の指令にもかかわらず、まるで準備をしていたかのごとくすらすらと大阪弁が出てきたのには驚きました。
きっと普段から奥様に愛の言葉をささやいているんでしょうね。(管理人)
先日の唐津に続き、今度は佐賀市の「佐賀城下ひなまつり」の会場のひとつ、鍋島家ゆかりの『徴古館』にお雛様を見に行ってきました。
こちらで展示されているのは、旧佐賀藩主・鍋島候爵家の3代にわたる夫人たちが所蔵した雛人形やゆかりの品です。銀製の雛道具や、明治天皇から下賜された人形などの貴重な品々が、ひな祭りの期間だけ公開されており、在りし日の豪華絢爛な侯爵家の雛祭りがしのばれます。
さて、徴古館のお隣には『鶴乃堂本舗』という、いつも行列の出来ているお饅頭屋さんがあります。今まで立ち寄る機会がなかったのですが、ふと思い立ち、名物の肉まんを初めて買ってみました。見た目はちょっと小ぶりですが、ふっくらとした皮の中にはぎっしりと具が入っていて、なかなかの美味でした。行列ができるのもわかる、オススメの一品です。
雅なお雛様に、美味しい肉まん。充実した春の一日でした。(指揮者N)
今日は春分の日。昼と夜の時間がほぼ同じになる日です。
さて、「ぼたもち」と共に我が家の食卓に並んだのが「ツガニ」、いわゆるモクズガニです。数か月前に近くの川で捕れた数匹をいけすで育てていました。
ちなみに餌は「かぼちゃ」です。
モクズガニは高級食材と言われる上海ガニと同じ種類で味は濃厚。個人的にはタラバガニより美味しいと思っています。2016-2017シーズン最後のツガニをありがたくいただきました。(管理人)
最近はなかなか小説を読む時間がなかったのですが、久しぶりに愛読書のひとつ、『天切り松 闇がたり』を手に取ってみました。
作者は『鉄道員(ぽっぽや)』で有名な浅田次郎氏。伝説の大泥棒「天切り松」こと松蔵が、盗賊独特の「闇がたり」という声で、大正から昭和までを振り返りながら、留置場の中の人々や警察署員を相手に語り聞かせる、という物語です。回想して語られる粋な盗賊一家の物語は、モガ、モボ、ハイカラといった言葉がよく似合う、大正ロマンに溢れたお話です。
それにしても、興味が湧くのは「闇がたり」という声の出し方。物語の中では、盗賊が夜の闇に紛れて仲間と話す、六尺四方にしか届かない低い声だと説明されています。日頃から声を気にかけている身としては、いったいどんな発声なのかと気になるところです。私たちは、いかにして伸びやかに声を出すかということを追求して歌っている訳ですから、「闇がたり」は真逆の発声。どんな声色の語り口なのか、想像は膨らみます。ただし、習得して活用する予定はございませんので、どうぞご心配なく!(指揮者N)
我が家の庭でキャッチボールをしていると、特に夕方は長崎空港に向かう多くの飛行機が上空を通過していきます。
その長崎空港に1990年9月2日、「旅の博覧会」のイベントでエール・フランスのコンコルドが飛来したことがあります。
乗客の定員はわずか100名。通常の航空機の約2倍の高度をマッハ2で飛行する、まさに夢の超音速旅客機です。
飛行機マニアの私は意気揚々と現地に向かいましたが、大渋滞により空港に近づくことが困難だったため、やむなく断念しました。
2003年に全機が退役し、その存在が幻となった今、空の貴婦人に会えなかったことが悔やまれます。(管理人)
先日、アサヒビール博多工場の見学をする機会がありました。
全国に7か所ある工場のうち博多工場は九州全域と山口県の一部をカバーしています。
ここで1年間に生産されるビールを350mlの缶ビールに換算すると、驚異の8億5千万本。缶を並べると地球2.6周分にもなるそうです。
折しも今年はスーパードライが誕生してちょうど30年ということで酒飲みの私にとっても感慨深いものがあります。
より美味しく飲むためのコツは「ビールは鮮度が命。買い置きはせず、店頭に並んでいる新しいものを買って飲んでください」とのことでした。(管理人)
3月25日は電気記念日だそうです。
明治11年の今日、東京に電信中央局が開設され、開業祝賀会が開かれた虎ノ門工部大学校の大ホールで初めて「アーク燈」が点灯されたのが電気の日の由来だとか。
それから25年後、明治36年3月に佐賀県でも電灯が灯ることになります。場所は武雄温泉の旧館。
辰野金吾が設計した楼門の中にそのことを紹介した看板が掛けられていました。
さらに1世紀を経た現代では電気がある生活が当たり前になり、停電になると何かと困るのも事実です。
皆さんもこれを機に電気のこと考えてみませんか?(管理人)
3月26日の午前11時から伊万里少年少女合唱団第25回発表会が市民図書館で開かれました。
現在の団員は小学5年生3人、6年生1人、高校2年生1人の5人。趣向を凝らしたステージ構成で、子ども達は精一杯歌いました。
今回も友情出演をした伊万里合唱団ですが、目玉は男声合唱による「長崎は今日も雨だった」。発表会終了後に観客の方々からお褒めの言葉をいただき、嬉しく思っています。
伊万里少年少女合唱団は新入団員を募集中です。子どもさんやお孫さんを歌わせてみたいという方は当団HPの「お問い合わせ」からメッセージをお送りください。指導の先生にお伝えします。(管理人)
3月26日の午後、伊万里中学校吹奏楽部の第13回定期演奏会が伊万里市民会館で開催されました。
顧問の城島先生が佐賀大学管弦楽団の先輩であることや、昨年7月の吹奏楽コンクール佐賀県大会で金賞受賞、今年2月に九州代表として出場したカラーガード全国大会で銀賞受賞という華々しい成績を残した伊中ブラスのパフォーマンスを自分の目と耳で確かめるため、初めて足を運びました。
部員は54名。楽器を始めて2~3年とは思えない素晴らしい演奏が続きます。特にリズム感の正確さには感心しました。
演奏会の最後、卒業式を終えた3年生28名が楽器を持って横1列に並び、「思い出がいっぱい」をパートごとに繋いで演奏しました。この曲は私が高校1年生のときにテレビアニメ「みゆき」のエンディングテーマとしてヒットした懐かしい曲です。聴いているうちに感情移入をして涙が出そうな気持ちになりました。3年間お疲れさま。(管理人)
伊万里市民図書館の展示スペースに不思議なオブジェが展示されていました。
そこにあるのは釘やドライバー、ネジやペンチなど金物を組み合わせてできた様々な金属の動物たち。
カエル、サソリ、イカといった小品からシーラカンスやツルの大作まで、どれもが極めて精巧にできています。昔テレビで観ていた超合金のロボットを思い出す人もいるかもしれません。
企画展の名称は”Kanamono Art”(カナモノ アート)。楽しくて夢のある世界が広がっています。(管理人)
*展示期間…3月31日(金)まで
伊万里合唱団は訪問演奏の際、テレビでお馴染みの曲を演奏することがあります。
最近レパートリーに加わったのが「ヤン坊マー坊天気予報」の歌。
白黒テレビの時代から21世紀(2014年)まで55年も続いた記録的なシリーズです。
「僕の名前はヤン坊!僕の名前はマー坊!」で始まる誰もが知っているこの歌。フルバージョンでは中間部に「農家の機械は皆ヤンマー。漁船のエンジン皆ヤンマー。ディーゼル発電、ディーゼルポンプ、建設工事も皆ヤンマー」というフレーズがあるんです。
我が家の倉庫を改めて見渡してみると、驚いたことにトラクター、田植え機、コンバイン(稲刈り機)の全てがヤンマー製でした。
再び歌う機会があれば感情を込めて歌います。(管理人)
桜のトンネルで広く知られるようになった浦ノ崎駅の桜を昨日から観察しています。
3月に入ってから気温が低い日が続いたせいか、今年は例年より開花が遅れているようです。
見たところつぼみはほころぶ寸前。明日(30日)からは一斉に咲いてくれるものと予想しています。
ところで、我が家の庭にもこの時期に花を咲かせる1本の木があります。
一昨年まではてっきり桜の木だと思っていましたが、昨年ある人に写真を見せたところ「桃の花」ではないかと指摘がありました。確かに図鑑で調べてみると花びらの形や花柄の形状から桃の可能性が高いようです。
我が家の桃の木は枝によって花の色が異なりますが、これってよくあることなのでしょうか。
さておき、明日からは桃に続いて、桜の出番です。(管理人)
3月31日は「オーケストラの日」という記念日だそうです。
理由は「331」が「耳に良い(みみにいい)」という語呂合わせで読めるから、ということ。3月3日は「耳の日」ですから、まあそう読めなくもありません。
さて3月には、ある世界的に有名なオーケストラにまつわる記念日もあります。それは、3月28日。世界最高峰のオーケストラのひとつ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の記念すべき日です。
1842年3月28日、オットー・ニコライの指揮により、ウィーン・フィルの最初の演奏会が開かれました。このコンサートが「ウィーン・フィル誕生の時とも言える」と同管弦楽団の公式サイトにも書かれています。最初の演奏会から今年で175年、音楽の都ウィーンを本拠地に、その演奏は今日も世界中の人々を魅了し続けています。
当時のプログラムは、ウィーンの「音楽の家」という音楽博物館(建物はオットー・ニコライの元住居)で、現在も保存・公開されているそうです。いつかウィーンを訪れる機会があれば、ぜひ見てみたいものです。(指揮者N)