米の収穫まで1カ月余りとなった今の時期、水田では農薬の散布が行われます。
私が子どものころの農薬散布というと、一人が農薬のタンクを背負い、相方が反対側の畔に回り、タンクと繋がっているホースの穴から出る農薬を稲に吹きかけていました。
その当時、作業の従事者はマスクを装着しているものの一帯には大量の農薬が立ち込め、健康被害を心配するほどでした。
しかし、今は使用する量も減り、クリーンで環境にも優しい農業へと変貌を遂げています。
しかも、現在、農薬散布の主役となっているのがラジコンヘリコプターです。サイズは大型、GPSによる速度制御機能により操縦安定性を増していて、値段は高級外車を買えるほどです。
先週末は私の家の近所でヘリコプターによる散布が行われました。前後左右、ホバリングや方向転換など自由自在に飛び回るその姿は見ていて退屈をしません。(管理人)
毎年8月3日は気持ちの引き締まる日です。初めて、伊万里合唱団で団員の前に立って、歌の指導をさせていただいたのが17年前の8月3日でした。
大半の団員が人生も合唱も私より断然、経験豊富な人たちばかり。そんな場でエラそうに歌い方の指示などするのですから、緊張するし、気負って空回りはするし…。初めの数年間など、今思えば目も当てられないような指導ぶりでした。
あれから17年。時間と経験は重ねましたが、合唱指導者としてはまだまだ学ぶべきことばかりです。初めて合唱団と向かい合ったときの緊張感と、「これから頑張っていこう」と思ったあの日の気持ちを忘れないよう、今日は初心に還り、そして指導者18年目のスタートを切ります。団員の皆さん、伊万里合唱団を応援してくださる皆さん、どうぞよろしくお願いします。(指揮者N)
学生時代の友人で、卒業後は日本を代表する某建設コンサルタント会社に就職した友人がいます。
彼の名はアキラ、長野県出身です。ベトナムの首都ハノイの社会基盤整備に携わり10年が経ちました。
その彼から久しぶりにメールが届きました。
何事かと急いで読んでみると、ハノイを離れることになったとのこと。
ようやく日本へ帰ってくると喜んだのも束の間、メールに記されていた次の赴任地はべトナム南部最大の都市「ホーチミン」!
1975年までは「サイゴン」と呼ばれていた街です。
ご家族も含めて、新しい環境に慣れるまでは大変だと思いますが、これも運命と受け止め、かの地の発展のために活躍をしてくれることでしょう。
今後、ホーチミンの話題など届きましたら続編をお届けします。(管理人)
市民納涼花火大会が始まるまでのひととき、MR伊万里駅舎とMaxValuの中間に建つ「介護付有料老人ホームいまり」の夏祭りにお邪魔し、屋外の特設ステージで10曲ほど歌わせていただきました。
今回も浴衣姿が似合う少年少女合唱団の4人の子ども達と一緒です。
個人的には初めての同施設への訪問でしたが、スタッフの皆さんは明るく元気、そして入所されている高齢者の方々も満足されているようで、好印象を持った施設です。
また、ボランティアの高校生にも感心しました。
当団の指揮者Nさんと同級生という副施設長さんとの感動の再会シーンが見られたり、親族の方が入所されているという私の同級生(Jさん)から声をかけてもらうなど、嬉しい出来事もありました。
終わってみれば色々と反省点もありましたが、入所されているご婦人から「感激した」とおっしゃっていただき、誰かのお役に立てたことを幸いに思います。(管理人)
子どもたちの夏休みも、そろそろ半分が過ぎようとしていますね。この時期、博物館や資料館では子どもたちを対象にしたイベントが多く企画されています。
伊万里市歴史民俗資料館では、8月31日(水)まで「伊万里のいきもの展」が開かれています。カメやザリガニといった身近な生き物や、カワウソなどなかなか見ることのない「はく製」などが展示されています。私が訪れたときも、子どもたちが水槽の中の生き物に歓声をあげていました。
県立九州陶磁文化館(有田町)では、館内を探検して昆虫を見つける、自分で絵付けをして風鈴を作る、など子どもが楽しめる企画が開催され、オリジナルキャラクター「九さん」と記念撮影が出来るコーナーも設けられています。
厳しい暑さが続くこの夏休み、涼しい博物館や資料館は家族でお出かけするのにオススメです。(指揮者N)
8月6日(土)に伊万里迎賓館で伊万里高等学校富士同窓会の総会・交流会が開かれました。
このイベントは伊万里高校を卒業後して30年を迎える学年が幹事学年としてお世話をするしきたりになっています。
ちょうど創立100周年だった昨年は私たちの学年が幹事学年でした。
私たちの同級生には著名人が何人かいて、その中にNHKアナウンサーの松尾君がいます。「おはよう日本」や「サンデースポーツ」などのキャスターを歴任し、現在は「ニュース シブ5時」という平日夕方の報道・情報番組を担当しています。彼が総会会場のステージ上で挨拶をしたときには注目の的でした。
そして、今年は第15代酒井田柿右衛門を襲名した酒井田君や厚生労働省の官僚として活躍をしている鈴木君などそうそうたる人物が余興に登場し、会場を沸かせてくれました。(YouTubeにアップされている動画はこちら)
来年の幹事学年の代表は既に私の同僚のI君に決まっていますが、早くもプレッシャーを感じているようです。(管理人)
この夏の暑さは「酷暑」という言葉がしっくり来る気がします。伊万里でも先日、観測史上最高気温(36.8度)を記録しました。
さて、そんな真夏の暑さにぼんやりしていたら、いつの間にか立秋が過ぎていました。そう、暦の上ではもう秋なんです。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる (藤原敏行朝臣)
「秋が来たとはっきり目に見えるものはないが、風の音に(秋が来たことを感じて)驚いたのだよ」という、立秋を詠んだ百人一首の中の歌です。平安時代の立秋は、温暖化の進んだ現代とは違い、風が立てる微かな音と、肌に当たる風の涼しさに、初秋の気配も感じられたことでしょう。
千年の昔から現実に戻れば、まだまだ秋の訪れなど程遠いこの暑さです。みなさま、熱中症に気を付けてお過ごしください。(指揮者N)
8月11日は今年新たに祝日に加わった「山の日」でした。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」だそうで、記念すべき第1回目の山の日には全国各地でイベントが開催されたようです。
ただ、今日の最高気温は佐賀市で38.1℃を記録するなど全国的な猛暑で、平地に比べて気温は低いとはいえアウトドアでの活動は大変だったのではないかと想像します。
伊万里合唱団登山部の皆さん!涼しい気候になれば、またどこかに出かけましょう。(管理人)
佐賀大学管弦楽団のOBを中心に編成される「かささぎ室内合奏団」の第30回記念定期演奏会が8月7日(日)に佐賀県立美術館ホールで開催されました。
結成以来一貫して指揮をしていただいている國府先生(佐賀大学名誉教授)の指導は大変素晴らしく、演奏者にとって勉強になる機会でもあります。
今回のメインはベートーヴェンの名作、交響曲第7番。
もちろん大満足の演奏でした。
出演者とスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして伊万里のIさん! 運営面では大変だったと思いますが、無事に終わり良かったですね。
今年、同じく30回目の演奏会を開いた伊万里合唱団とともに、これからも末永く発展していくことを願っています。(管理人)
お盆になると、我が家の食卓に上る料理があります。
それは「たらおさ(鱈胃)の煮物」。実は伊万里の郷土料理ではないので、伊万里の方にもあまりなじみがないと思います。
たらおさ(鱈胃)とは、魚の鱈のエラと胃を干した乾物です。身の部分は「棒鱈」になりますから、いわばその残りの部分。乾物の段階ではかなりグロテスクな外見です。これを前日から水に浸して戻し、小さく切ってゴボウや昆布などと一緒に甘辛く煮たものが「たらおさの煮物」です。
九州でもこれを食べるのは福岡の一部や大分県の日田地方だそうですが、祖父母が福岡出身の我が家ではお盆には欠かせません。伊万里では鱈胃が手に入りにくいこともありますが、今年は近くのスーパーで買えました。ただ、怪しげな乾物を手に取る私を、不思議そうに見ている人はいましたが…。
たらおさを味わいつつ、ご先祖様を偲ぶお盆です。(指揮者N)
富士同窓会の交流会では伊万里高校を含め、前身の総合高校、伊万里高女の校歌を歌うコーナーがあります。
ピアノ伴奏は伊万里高校のOBで長崎在住の池田松洋先生。
先生が作曲された「交声曲『伊万里』」の歌碑はJR伊万里駅前の広場に建立されています。
その池田先生から伊万里合唱団の男声パートへ、ご自身が編曲された「男声合唱曲『長崎・歌の花束』より」という楽譜が届きました。
「長崎の女(ひと)」「長崎は今日も雨だった」「長崎の鐘」の豪華3本立てです。
私は幼い頃から内山田洋とクールファイブが好きだったこともあり「長崎は今日も雨だった」が特に気になります。
当団の男声パートはウルトラセブン以来、盛り上がっているので機会があれば今回いただいた3曲を披露していきたいと思っています。(管理人)
全国高校野球大会も、そろそろ優勝校が決まりそうな時期になりました。今年の佐賀県代表校は惜しくも初戦敗退し残念でしたが、真夏の暑さの中、グラウンドで白球を追う高校球児の姿には、結果を問わずいつも感動を覚えます。
ところで、甲子園に行ったことのない私でも甲子園の気分を味わえる(かもしれない)ものを発見しました。「甲子園カレーラーメン」と「甲子園やきそば」です。どちらもカップ麺で「阪神甲子園球場監修」と銘打ってあり、甲子園の名物フードメニューをアレンジした、と説明されています。出来れば高校野球をテレビ観戦しながら味わってみたいと思います。
さて、夏は高校野球だけでなく、合唱や吹奏楽のコンクールが始まる時期です。私も何度か経験しましたが、秋の全国大会を目指して、まずは夏の地方予選を突破しなくてはいけません。合唱や吹奏楽に打ち込む学生の皆さん、暑さに負けずに、でも甲子園に負けないくらい熱く、頑張ってくださいね。(指揮者N)
伊万里市内にある2社のケーブル局のうちのひとつ、西海テレビでは7月から「第30回伊万里合唱団定期演奏会」の模様を放送していただいています。
放送回数は多いときで1日5回。タイムテーブルはこんな感じです。
①10:30~12:00
②13:30~15:00
③16:30~18:00
④19:30~21:00
⑤22:30~24:00
西海テレビにチャンネルを合わせると、2回に1回の確率で伊万里合唱団の演奏会が流れているということなります。
おかげさまで、反響が大きく、団員も嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑な心境のようです。
西海テレビの久保川さん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。(管理人)
8月21日(日)、からつジュニアオーケストラの第14回定期演奏会が、相知交流文化センターで開かれました。
オーケストラは小学生から大学生、社会人まで幅広い年齢の団員で構成されています。
今回は、第1部は19歳の若きギタリストがソロをつとめる「アランフェス協奏曲」。第2楽章の哀愁ただようギターの音色が胸に響きました。
第2部はオーディションで選ばれた指揮者がタクトを振る「交響曲第7番」(ベートーヴェン)。指揮者の若き情熱がオーケストラの音色からも伝わってくる演奏で、私を含め観客も皆さん聴き入っていました。
筋田団長をはじめ、団員の皆さんお疲れさまでした。また、これからの活動を応援しています。来年8月20日の定演に向けてがんばってください。(指揮者N)
8月21日(日)、北風紘子さん出演の「愛のしらべ」が佐世保市のアルカスSASEBOで開かれました。
ソプラノの秋山理恵さん、バリトンの西田祐樹さん(佐世保市出身)、ピアノの森田真帆さん(佐世保市出身)、そして伊万里市出身の北風さんがソロで歌ったり、北風さんと西田さんのペアで歌ったり、オペラの舞台を聴いているようでした。ソロでも会場全体に響き渡り、表情豊かに訴えられるような歌にあっという間の素敵な2時間を過ごすことができました。
最後にアンコールで懐かしい童謡を3人で合唱され、胸に響きました。プロの歌を聴くと自分もさらに練習しなくてはいけないと感じるとともに、聴いてくださる方々の心に、私たちの合唱もこんな風に響くことができるよう頑張りたいと思いました。(ソプラノ川内) ←祝ブログデビュー
南米大陸で初の開催となるリオデジャネイロオリンピック。
治安の面で不安もありましたが、大きな事件や事故もなく17日間の日程が終了しました。
日本は前回のロンドン大会を上回る史上最多の41個のメダルを獲得し、2020年の東京大会に向けて大きく弾みがつきました。
ところで、1912年の第5回ストックホルム大会から1948年の第14回ロンドン大会までは「芸術」競技があったことはあまり知られていません。種目は絵画、彫刻、文学、建築、音楽で、スポーツを題材にした芸術作品でメダルが争われました。
ちなみに1936年に開催されたベルリン大会では音楽部門に「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰が出品したという記録もあるようです。
次の東京大会までは4年を切りました。世界中からトップアスリートが集うスポーツの祭典を今から楽しみにしています。(管理人)
以前、このブログでコンクールにちょっと触れましたので、思い出した話をひとつ。
ご存じの方も多いと思いますが、合唱や吹奏楽のコンクールでは、「ダメ金」という言葉を聞くことがあります。
コンクールの成績には金・銀・銅の各賞があり、金賞もひとつではなく複数の団体が受賞することがあります。ただし、金賞の団体がすべて、その先の大会に進めるわけではありません。金賞だけど次の大会の出場権はもらえなかった、という場合の金賞のことを「ダメ金」と呼びます。例えば、九州大会では金賞だけど、全国大会の出場枠には入れなかった、ということです。
私も大学の合唱団にいた頃、「ダメ金」で全国大会に進めなかった経験があります。金賞で一度喜んでいるだけに、その落胆は大きいものです。
コンクールの会場は、最後までこんな緊張感に包まれ、悲喜こもごもにあふれているのです。今はそれも、懐かしい思い出です。(指揮者N)
所用のため長崎市に泊りがけで行ってきました。
宿泊は繁華街ではなく初の稲佐山のホテルです。
稲佐山から眺める長崎市の夜景は素晴らしく、昔は「100万ドルの夜景」、現在は「1,000万ドルの夜景」と言われており、日没後は多くの観光客で賑わいます。
近年、長崎市の夜景は「モナコ」「香港」とともに世界新三大夜景に認定されたそうです。
佐賀県内や隣県でも未体験のスポットがまだまだあることを実感した夜でした。(管理人)
「出張!なんでも鑑定団 in 有田」の公開収録が焱博記念堂で行われるという情報を有田町のホームページで知った私は往復ハガキで観覧希望の申し込みをしていました。
そして待つこと1カ月。見事、当選通知が届きました。
あまり期待をしていなかっただけに、素直に喜んでいます。
ちなみに同番組で「伊万里の値を決める男」と紹介される鑑定士の中島誠之助さんは伊万里市の文化大使第1号です。
収録まであと10日あまり。楽しみに待つことにします。(管理人)