佐賀県立美術館では「画業20周年 片岡鶴太郎展『還暦紅』」が開催されています。
鶴太郎さんはものまねが得意なタレントとして世に知られる存在でしたが、絵筆を握るや非凡な才能を開花させ、今や大芸術家として活躍をされています。
そのフィールドは水彩画や油絵だけでなく、墨彩画、書道、陶芸、着物染付と幅広く、会場内の作品を前に来場者からは感嘆の声が上がっていました。
伊万里市の大川内山には片岡鶴太郎工藝館があり、そこで焼き物の絵付けをされていると聞いたこともあります。
また、絵画とともに添えられていた文章にも心惹かれました。「トンボというのは前へ前へと進んで決して後ろを振り向かない。そんなトンボのように生きたい。」
会期は5月8日(日)までとなっています。大型連休の後半に足を運ばれてはいかがでしょうか。(管理人)
今年で113回となる有田陶器市。いつもは静かな有田の町も、4月29日から5月5日までの1週間は全国から訪れる陶磁器ファンの人波が絶えず、町全体が活気にあふれています。
今日は大型連休と重なる期間中で唯一の平日でしたが、やはりたくさんの人で賑わっていました。
約3㎞の距離にずらりと並ぶのは陶磁器のお店ばかりではなく、嬉野茶や小城ようかんなど佐賀の名産品の販売や、伊万里牛ハンバーガーも参加している「ご当地グルメ」の会場などあります。
人だかりを覗くと、なんと大道芸を披露している人もいて、一日飽きることがありません。
お店のかたの話では、連休前半は好天にも恵まれ人出も多かったそうです。
今年は有田焼創業400年の記念の年でイベントも盛りだくさん。連休後半、足を運んでみませんか?(指揮者N)
二里町の国道202号線を走行中、西の空に不思議な物体を発見しました。
見間違いでなければ「鯉のぼり」。でも、あり得ない高さです。
確認をするため近くまで行ってみるとその謎が解けました。
クレーン車のブーム(アーム)を目一杯伸ばし、その先端に取り付けられた6匹の鯉が悠々と大空を泳いでいるではありませんか!
車体の向うに写っている鯉のぼりがごく一般的な高さなので、いかに異次元の空間にあるのかがわかると思います。
全ての子どもたちが健やかに成長するようにという願いなのでしょう、そんな天空の鯉のぼりでした。(管理人)
二十四節気の「立夏」も過ぎ、暦の上での季節は早くも夏になりました。この季節の情景をよく表す歌があります。『夏は来ぬ』(佐佐木信綱 作詞・小山作之助 作曲)です。
1番には卯の花(ウツギ)、ホトトギス、2番には五月雨、早乙女、玉苗、と初夏の自然や田植えの風景が歌詞に折り込まれています。心地よい風が吹き抜けるような爽やかさを感じる歌です。
さて、この歌は2番までを歌うことが多いのですが、歌詞は5番まであります。3番以降には橘(たちばな)、蛍、楝(おうち)、水鶏(くいな)といった動植物が描かれています。
咲く花の香りが漂い、夜には蛍が舞う初夏の景色。
懐かしき日本が、この歌の中にも生きています。(指揮者N)
今日(5月10日)から愛鳥週間(バードウイーク)が始まりました。
今の時期、特に目に付くのがツバメです。
ツバメは古くから里山の自然の中で人間とともに共存してきた野鳥です。
近年、個体数が減少しているという話も耳にしますが、我が家の周辺には今年も多くのツバメがやって来てくれました。
長旅の疲れも見せず、ツバメ返しを始め、空中で自由自在に飛び回っています。
そう言えば、昨年の定演で活躍した科学忍者隊ガッチャマンの「燕(つばくろ)の甚平」も元気のよいツバメでした。
ここで生まれ、無事に成長したヒナは約1か月ほどで巣立っていきます。(管理人)
6月12日(日)の定期演奏会が、残すところあと1ヶ月に迫りました。
この時期になると、練習にも普段では感じられないような緊張感がただよっています。
音の間違いに今になって気付いたり、歌詞がなかなか覚えられなかったり、と苦戦しつつ団員達は練習に励んでおります。
さて、今年の定演で最初に歌う曲は「Greetings」。日本語に直すと「ごあいさつ」になります。
まずは客席の皆様へ合唱団から歌声でごあいさつをしたいと思い、この曲を選びました。
他にも懐かしいフォークソングやアニメ主題歌、混声合唱の響きを聴いていただく合唱組曲、とバラエティに富んだプログラムで皆様をお待ちしております。(指揮者N)
初夏を思わせる気候の中、仕事で鹿児島まで行ってきました。
熊本地震の影響で不通となっていた九州新幹線は、ゴールデンウイークを前に営業が再開されています。
しかし、まだ断続的に余震が続いているため、熊本駅の手前から新八代駅までは通常よりかなり速度を落とした運行となっていました。
車窓から熊本の街並みを眺めていると、いたるところに屋根をブルーシートで覆った建物があり、ショックを受けました。
また、一瞬見えた熊本のシンボル、熊本城の深刻な被害を思うと心が痛みます。
熊本が元気を取り戻し、住民の皆さんが安心して生活ができる日々が早く訪れることをお祈りします。(管理人)
今日は沖縄地方・奄美地方で梅雨入りが発表されました。
もうじき伊万里も梅雨入りし、雨の季節がやって来ます。
私が雨の日に必ず思い出すのは、童謡『あめふりくまのこ』(鶴見正夫・詞、湯山昭・曲)という歌です。
山に降った雨で小川ができて、熊の子どもが魚がいないかとその小川をじっと眺める可愛らしい様子が歌詞に描かれており、今でも大好きな歌のひとつです。
この歌は、2006年に「日本の歌百選」にも選ばれています。子どもたちの可愛い声で、これからも長く歌い継いでほしい歌です。(指揮者N)
先週末、山口県下関市豊北町と角島を結ぶ橋、角島大橋(つのしまおおはし)に行ってきました。
2000年に完成した白く美しい橋は全長が1,780mで、離島にかかる橋としては日本で2番目の長さを誇っています。
透明度が高いエメラルドグリーンの海上に架かるその壮大な姿はまさに絶景すぎる光景でした。
旅行者の評価も高く、「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」で1位、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」では3位にランクインしているそうです。
そして、この橋が伊万里から自動車で4時間程の距離にあるという事実にも驚きました。
特にこれからの季節、気分転換をしたい方にお勧めのスポットです。(管理人)
今夜は伊万里市民センターで開催されたムジカ・エ・ヴィータの演奏会を聴きに行き、午後9時過ぎに帰宅しました。
車を停め、ふと足元を見るとぼんやり光る物体が目に入りました。
しゃがんで目を凝らすと、それは1匹の蛍、今年の第1号です。
私の最近の習性なのか、蛍をカメラに収めなくてはという衝動にかられました。
急いで車に乗せているカメラを取り出すものの、まさかの電池切れ。
「こんなときに限って…」と嘆きながら、予備のバッテリーと交換し、いざカメラを向けようとすると、無情にもひらひらと飛んで行ってしまいました。
今日のところは断念しましたが、今シーズンのうちに撮影を成功させるという新たな目標ができました。(管理人)
伊万里市街地から車で約1時間、長崎県佐々町の「皿山公園」にぶらりと行ってきました。ここでは、長崎県北では最大規模の約2万株の菖蒲が見られるということで、少し時期が早いと思いつつもドライブがてら足を運びました。
公園内の菖蒲園はまだ三分くらいの開花で、見頃は1~2週間後かという様子でしたが、青々とした菖蒲の葉が見渡す限りに広がり、水路には鯉やメダカも泳いでいて、初夏の爽やかさを感じました。
園内は菖蒲だけではなく、桜、アジサイなど、四季折々の花が楽しめるということです。隣接する「佐々皿山直売所」では農産物やお弁当も販売されています。静かなところでちょっとのんびりしたい、という方にオススメのスポットです。(指揮者N)
昨日、東京・井の頭自然文化園で飼育されていたゾウのはな子が亡くなった、とニュースで報じられていました。戦後まもなく日本に来たはな子は、国内最高齢の69歳だったそうです。
私は実際にはな子を見たことはありませんが、晩年のはな子と、はな子を見に来る様々な人たちを取材したドキュメンタリー番組を数ヵ月前に見ました。高齢の方たちは、自分たちの人生をはな子に重ねて、「はな子が元気でいることで、自分も励まされる」と話していました。
ゾウといえば、童謡「ぞうさん」や、読むたびに涙があふれた絵本「かわいそうなゾウ」が頭に浮かびます。大きな体に長い鼻と優しい目で老若男女に愛された、ゾウのはな子の冥福を祈ります。(指揮者N)
6月19日(日)に市民図書館ホールで開かれる第15回あじさいコンサート(T.S.S.伊万里主催)に伊万里合唱団の男性陣が友情出演します。
T.S.SとはTraditional Sound Societyの頭文字から付けられた名称ということで、日本の伝統楽器「筝」を演奏される団体です。
今回のコンサートでは「荒城の月21」という曲をT.S.S.伊万里の皆さんによる筝、ゲスト奏者の尺八とともに、私たちは歌で参加することになります。
筝の弦の数は13本と17本があり、17本の方は楽器のサイズが大きく、西洋音楽のコントラバスのように低音部を受け持つということや、可動式の支柱(琴柱)で音程を調節するということなどを知りました。
演奏会のフィナーレを飾るこの曲は拍子やテンポが変わったりするので、ご迷惑をかけることのないよう、心して本番に臨みたいと思っています。
当日は開演が13時30分、入場無料ですのでお気軽にご来場ください。(管理人)
私の住む伊万里には、「山口パン」(山口東洋堂)という、昔から地元の皆さんに親しまれているパン屋さんがあります。
私も子どもの頃から、このお店のパンが大好きです。あんパン、ジャムパン、カレーパンと目移りしつつも、私が最後に必ず買うのが、ふわふわのパンの中にたっぷりとチョコクリームが入った「コルネ」。このクリームが美味しくて、買わずには帰れません(笑)。
さて、今年の定演では「アンパンマンのマーチ」を歌います。アニメの主題歌ですが、東日本大震災のとき、ラジオから流れるこの歌がたくさんの人の心を支え励ましたのだそうです。
聴く人も歌う人も元気の出る歌です。どうぞお楽しみに。(指揮者N)