毎年10月下旬に行われている祭りで、日本三大喧嘩祭りのひとつとされています。

　「トン・テン・トン」という太鼓の音を合図に市内各所で荒神輿（あらみこし）と団車（だんじり）が組み合い、合戦を行います。

　祭りの由来は、南北朝の故事になぞられ、荒神輿を楠木方、団車を足利方に見立てて始まったと伝えられています。

　クライマックスである最終日の「川落とし」は両軍が組み合ったまま、伊万里川に落ち、皆で引き上げます。

　荒神輿が先に引き上げられたら翌年は豊作になり、団車が先なら大漁になると言われています。

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　二里町大里の神原八幡宮に伝承される神事で、無形民俗文化財に指定されています。

　毎年１２月、最初の卯の日の前日に行われており、南北朝時代、足利氏に敗れた肥後の武将が伊万里に落ち延び、再興のための武術鍛錬に始めたことが起源と言われています。

　敵の城を「取り」、敵の兵を「追う」ということが祭りの名前の由来とされています。

　燃え盛る松明（たいまつ）の火の粉が舞う中、地区の男衆が攻め手と守り手に分かれ、「打ーちゃえんかー！押ーしゃえんかー！」と叫びながら、笊（ざる）に入った新米のおにぎりを激しく奪い合う奇祭です。

　最後は笊の中のおにぎりを縁起物として見物客に配られ、祭りは幕を閉じます。

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　松の木が川面に映え､伊万里焼を満載した伝馬船が行き交うなど､伊万里津は江戸時代､焼き物の積出港として栄えました。

　全国から集まった商人は、伊万里商人のもてなしを受け､「どっちゃんまぎろうかな」(どっちに行こうかな）と嬉しい悲鳴を上げたと言います。

　どっちゃん祭りは、伊万里津のかつての賑わいぶりを焼き物の積み出しや女みこし、市民総踊りで再現。陶磁文化の継承と地域の産業振興を目指した祭りです。（紹介文チラシより）

　毎年8月の第1土曜日に行われる「市民納涼花火大会※」と翌日の「どっちゃん祭り※」は、伊万里の夏の風物詩として定着し親しまれています。

※各種イベントの開催日は主催者にご確認ください。