「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、いったい秋はいつ来るのだろうと思うような暑さが続いています。昔は秋といえばおしゃれなファッションの季節でしたが、9月も終盤なのにまだまだ秋色の装いなどピンと来ない気候です。
この時期、いつもなら黄金色の稲穂が頭を垂れる田んぼの周りを、真っ赤な彼岸花が彩っているのが常ですが、今年はなかなか彼岸花を見かけません。咲いていてもチラホラという感じ。調べてみると、やはり長く続く猛暑と水不足などが原因のようです。異常な暑さの夏が終わらなければ、お彼岸が来ても花は咲かないんですね。
彼岸花は別名「曼珠沙華」。サンスクリット語で「天界に咲く花」の意味。仏教の経典では、良いことが起こる兆しに天から赤い花が降るとされているのだそうです。災害など悲しいニュースが多い昨今、赤い花がもたらす吉兆と実りの秋が待たれます。(指揮者N)
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