今年の五月、父親の百ケ日の法要に合わせて遺骨を墓に納骨しました。その際、住職から卒塔婆(そとば)を授けていただきました。卒塔婆とは、故人を供養するために経文や戒名などがかかれた縦長の木の板で、お墓の後ろや脇に立てます。
住職によるとこの板は大工だったうちの父親が作りお寺に寄進していたそうで、在庫が底を尽きかけていました。それを聞き住職に対し「これからは父親の跡を継いで自分が作る」と宣言。師匠がいない中、試行錯誤で取り組むことになります。
父親は曲線もノコギリでカットしていましたが私にそこまでの技術がないことから中古の電動糸鋸を入手し、使っていない部屋を工房にして製作を始めました。この糸鋸はとても振動が大きく、下書きの線どおりになかなか切ることができません。それでも失敗作を積み重ねるうちにコツを掴み、3枚目から量産体制に。昨日は9枚を一気に作り、初納品にこぎつけることができました。
卒塔婆の製作には労力が必要ですが「徳を積む」ことにも繋がりますので、私の務めとして続けていきたいと思います。(管理人)
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井手淑子 (水曜日, 04 9月 2024 16:50)
お父様の思いを゙ついでとは、素晴らしい事と思います
でも、ほどほどに頑張られて
くださいね…
管理人 (水曜日, 04 9月 2024 19:10)
ありがとうございます。
次回は農閑期に作ります。