北海道から北陸にかけての日本海側では大雪による被害が報じられています。こちら佐賀県でも先週の半ば頃から強い寒気が流れ込み、積雪や道路凍結によるスリップ事故があったようです。現在、雪は止んでいますが、何日も続く寒さには気が滅入ります。
ところで最近、気象予報で「JPCZ」という言葉を耳にしたことはありませんか。冬季の日本海では、高度約1,000mで数日間ほぼ同じ場所に停滞する千 kmに及ぶ長さの風の収束帯が現れることがあります。この収束帯のことを日本海寒帯気団収束帯(Japan-sea Polar airmass Convergence Zone: JPCZ)と呼び、様々な雪氷災害を引き起こす原因になると言われています。
この現象自体はかなり前から知られていましたが、気象予報の中でJPCZという言葉を使って解説されるようになったのはつい最近ではないでしょうか。今回の大雪も最強寒波とJPCZが原因のようです。冬の間、寒波は繰り返しやって来ます。どうぞ停電に備え、事故にもお気をつけください。(管理人)
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