私の地元には「佐代姫漂着伝説」があります。欽明帝の頃(6世紀)、佐代姫は朝鮮半島へ出征した夫狭手彦を追って船出をしたものの嵐で難破。息絶えた佐代姫を乗せた小舟が浦ノ崎の海岸に流れ着きます。五色に染められた豪華な衣装をまとった貴婦人の死に顔には神々しい威容と魅力が漂っていました。村人は船が入り込むのは幸運を呼び村が繫栄する現れだといい、墓を作り丁重に葬ったところ、翌年は豊漁に恵まれました。
今でも「佐代姫神社」には姫がもたらした高麗焼の壺が宝として保管され、地域を流れる川は「佐代川」と呼ばれています。
佐代姫保存会は佐代姫塚(墓)が伊万里松浦病院の中庭から隣接する佐代姫神社の境内に移設されたのを機に由来碑を作り今年7月に除幕式行いました。
ちなみに碑文を筆で書いたのは前回のブログにも登場した伊万里合唱団のYさん。団員も一役買った保存活動を地域の振興にも繋げていきたいものです。(管理人)
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