「象は鼻が長い」の主語はどれか?この問いは皆さん聞かれたことがあると思います。今も決着がつかず論争があっているようですが、皆さんどう考えますか?その回答の一つを紹介します。
アメリカの語学者であるチョムスキーさんが「主語」はどの言語にもあると言われたそうですが、日本語は主語がないことが多いですよね。この論点に一石を投じたのが、三上章さんです。三上さんは高校の数学教諭で言語学者から無視されていたみたいですが、英語などの言語は主語が無いと動詞の活用が決まらないから必要であって、日本語には必須ではないと言っています。
「は」は文中にあって主語ではなく「主題」、これから〇〇について話しますよという言葉だそうです。これは読点で文章が区切れても、別の主題が現れない限り続きます。「吾輩は猫である。名前はまだない。」も名前の部分もまだ我輩について話しているのだと感じますよね。
極論すれば先生曰く、文章に主語はなく「象は」も「鼻が」も「長い」を補完する補語だと説明しています。皆さんはどう考えますか?(ベース杉本)
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