前回のブログでお知らせしたシンポジウム「日本列島の中の腰岳黒曜石原産地」が開催されました。考古学の視点はもとより岩石学からのアプローチ、腰岳と同じく黒曜石の著名な産地である隠岐 (島根県)と霧ヶ峰(長野県)の研究者によるリモートでの発表など、示唆に富んだ大変充実した二日間であったように思います。
その中で私が驚いたのが研究者の方々が口を揃えて熱く語る「腰岳愛の強さ」です。伊万里市民でもこれほどまでに腰岳に魅せられ愛着を持っている人を私は知りません。白い宝(伊万里焼)だけでなく黒い宝(黒曜石)も注目してほしいという話もありました。腰岳産黒曜石の更なる調査研究はもちろん、観光資源や地域活性化のためのツールとしても活用の道を探っていくことも今後は重要になってきます。ぜひ盛り上げていきましょう。
また、歴史民俗資料館では特別展示の期間中(11/14まで)市民から寄贈された14.7kgの黒曜石が展示されています。驚くほどの大きさです。ぜひこちらもご覧ください。(管理人)
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