「同級生・小森陽一物語」第8弾は今年2月に集英社文庫から発売された長編小説「インナーアース」のご紹介です。
下関市から北東30キロ地点の地下20キロに琵琶湖の半分ほどの巨大な空洞が見つかり、それを地図化してほしいというオファーが地図会社メイキョウに舞い込みます。地下20キロという深さは人類が経験したことがない未知の領域。到達できたとしても、そこにあるのは途方もない地圧と600℃の地熱。無謀とも思えるミッションにどう挑んでいくのか。久しぶりに面白い本に出合いました。
準備や執筆にあたっては「ゼンリン」や「いのちの旅博物館」、そして伊万里高校の同級生で物理学者K君の協力もあったとのこと。博多大吉さんによる帯書きにもあるように映像化を強く期待してしまいます。(管理人)
コメントをお書きください