「節分は2月3日」と思い込んでいた私ですが、今年は1897年以来124年ぶりに2月2日になるそうです。節分というのは立春の前日のことで、太陽黄経角度が315度に入った日が立春になります。なぜ年によって日にちが変わることがあるのか。それは暦と公転周期の差が関係しています。
暦の上では1年は365日ですが、地球が太陽の周りを1周するのは365.2422日なので1年で6時間弱(5.81時間)のズレが生じます。この状態のまま放っておくと、暦がどんどん先を行き、季節感が合わなくなっていくことになります(例えば8月に桜が咲く)。それでは困るので4年に1回うるう年を設け1年を366日にして調整をします。しかし、そうした場合、今度は4年間につき45分増やし過ぎることになり、実際の季節より暦が遅れてしまう原因になります。このズレを解消するための方法として400年に3回うるう年を減らすことが決められています。
わかりやすく書くと…
①西暦が4で割れる年はうるう年。
②ただし、100で割れる年はうるう年にしない。
③さらに、400で割れる年はうるう年にする。
ここからは私の想像ですが、西暦2000年が上記の③に該当し、うるう年になったことが影響して節分が124年ぶりの2月2日になったのではないかと思っています。面白いですね。(管理人)
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