夏の終わりの週末。ふと見上げると、小さな雲を浮かべて真っ青な空が広がっていました。当たり前のような光景ですが、長い梅雨が明けた8月上旬頃には、空が白く霞む日が続いており、夏空の青さを感じられないほどでした。
その原因は驚くことに、太平洋に浮かぶ東京・小笠原諸島の西之島にありました。噴火活動の続く西之島の噴煙が、太平洋高気圧の周辺の風の流れに乗って、九州の空を覆っていたのだそうです。これは煙霧(えんむ)という現象で、沖縄でも観測されたとか。西之島は現在も噴火を続けており、今後の状況の変化が心配されています。
さて、表題の「空がこんなに青いとは」。ちょうど50年前、1970年のNHK学校音楽コンクールの課題曲のタイトルです。今年はNコンも中止になりました。来年は、子どもたちの歌声が響き渡る夏になることを祈っています。(指揮者N)
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