母は勉強以外で目立ったり、でしゃばることを「行儀が悪い」「品がない」と極端に嫌う所がありました。怒りの矛先を真っ先に受けるのは長女の私…。妹は雷️が落ちる前に素早く雲隠れ。弟達は火の粉がかからない所でしらんふり。私は、「面倒くさ‥。期待される程賢くないし。」と心の中で沸々と思っていました。
干渉したがりの母から離れたくて故郷を後にしたものの、移り住んだ先で知りあったご婦人は、母以上にマナーに厳しい面倒な人でした。「畳の縁を踏んではだめよ。」「お茶をお出しする時はこうよ。」と、一挙手一投足びしびしと厳しい声が飛んできました。嫌だ嫌だと思いながらも、大事な場面で教えて頂いた事が役立ったことも多々ありました。
今はマナー違反かなと思う事も、個人の自由、それぞれの価値観の違いと煙たがられる事が多くなりました。
お盆が近づくと、今は天国に住まう方々との様々な出来事が、無性に懐かしく思い出されます。(とさっぽ)
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