12月22日は冬至でした。冬至といえばかぼちゃのいとこ煮と柚子風呂。さっそく柚子風呂用の柚子を買い求めました。今年は小ぶりなものが多く、10個ほど入ったものにしました。半分は孫用です。私の故郷高知では、柚子は果汁を絞り料理に使います。柚子の生酢を「ゆのす」と呼びますが、それとお酢を適度に配合し、寿司や鯵や鯖の酢〆、酢の物などに欠かさず使っていました。
高知県はお酢の消費量が全国第9位で、お酢を使った料理はほぼ毎日、母は味付けしたあとに再度「ゆのす」をかけて食べていました。私のソウルフードです。
結婚してからもずっとお酢を使った料理を出し続け、夏の冷麺は我が家の定番料理でした。
今から10年程前の事でしょうか。夫が突然、「実はお酢は苦手。冷麺もあまり好きじゃない。」とカミングアウト。「はあー?もっと早く言ってよ。」と思いつつ、ずっと我慢していたのねと、冷麺を出すたびに困惑したであろう夫も思い浮かべ、思わず笑ってしまいました。
お風呂の中に漂う、さわやかな柚子の香りに浸りながら、あれやこれやと思い出し、今頃は孫ちゃんも柚子風呂かなと考えながら、体もこころもほっこりした時間を過ごしました。(とさっぽ)
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