少し前のことになりますが、人生初の邦楽にチャレンジしました。市民センターで三味線の体験講座が開催され、思いきって参加しました。講座は1ヶ月間で計4回。講師は、合唱団ともご縁のある「長唄 春秋会」の会主、杵屋佐多勝先生です。
これまでピアノや歌に親しんだとは言え、邦楽は全くの未知の世界。慣れない楽譜はもとより、三味線の構え方、バチの使い方、糸の押さえ方とあたふたしている間に初回は終了。果たして残り3回でどれだけ弾けるようになるのやら…。先生のご厚意で三味線が貸し出され、自宅でもお稽古を重ねる毎日を経て、簡単な曲にたどり着いた頃に4回の講座は終了しました。
今は時折、耳に残る音色を頼りに、「エア三味線」でお稽古の記憶をたどる日々。本当に良い経験になりました。またいつか、三味線に触れる機会があるといいなと思います。(指揮者N)
コメントをお書きください