大学1年の夏、よさこい祭りに参加した。2ヶ月余りどっぷり踊りにはまっていたため余韻が抜けず、当時はやり始めたディスコに通い始めた。
たまたま家庭教師をしていた先が手広く飲食店を経営しており、その一軒がディスコで、安心感もあり、バイトの後はいつも踊って夜半に家に帰る生活を繰り返していた。受験勉強からの解放感がより拍車をかけ、踊りに熱中していた気がする。
ある日、店のオーナーから、「出来たら店で踊ってくれないか?」との誘いがあった。何度か声を掛けられたが、断り続けているうちに行きづらくなり、結局ディスコ熱は半年も持たなかった。もしあの時誘いを受けていたら、今頃はダンスのインストラクターをしていたかも、などと時折想像してみる。
其の後も次々熱中するものができ、今は合唱にはまっている。発声練習をしたり、課題曲を口ずさんだり、毎週火曜の練習日には出来るだけ参加するようにしているが、何ともいえず、心地いい時間を与えてくれる。毎年6月の定期演奏会は一年の目標になり達成感も与えてくれる。大勢の前で歌う高揚感と一体感、その後に続く打上げの楽しさも、大事な人生の1ページとなっている。(とさっぽ)
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