10月に入ると、唐津のお城下には曳山囃子があちこちから聞こえてきます。采配を作る人等もいて、それぞれに練習や準備にも力が入ります。
唐津最大の行事である「唐津くんち」まであとひと月・頭の中はくんち一色になってしまいます。唐津くんちは、毎年11月2・3・4日に開催される唐津神社の秋季例大祭です。勇壮な14台の曳山を町内ごとの法被を着た曳き子たちが「エンヤ、エンヤ」の掛け声とともに力強く曳き、城下を練り歩きます。近頃は幻想的な宵山に人気が集まっていますが、3日の御旅所への曳き込み、曳き出しが最大の見せ場になります。
男衆が曳山を曳き、血をたぎらせている頃、女性陣はおもてなしのための料理に奮闘します。圧巻は1m20~30cmの巨体が甘辛く味付けされた「クエ」の姿煮。その他、どの家でもオリジナルの料理があり、それを楽しみに毎年訪れるお客様も少なくありません。
私は単なるお手伝いですが、それでもあれやこれやとアイデアを出してみます。今年はどんな料理でおもてなしをしましょうか。まだ1ヶ月も先の事ですが、「くんち」に染まっていく今日この頃です。(とさっぽ)
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