8月の東京出張の帰り、羽田発福岡行の飛行機に搭乗したとき、隣の席に外国人がやってきました。何気なく英語で「どこからきたのか?」と尋ねてみると、「ドイツから」との答え。風力発電の仕事で来日し、北九州に戻るところのようでした。
私がドイツ音楽の話題を振ると、彼は200枚組のモーツアルトのCDを持っていることや、ワーグナーやアンネ・ゾフィー・ムター(バイオリニスト)が好きなことなどを嬉々として語ってくれました。
また、私が好きなドイツワインについて触れると、ラインガウ地方のリースリング種で造るワインが有名で、アウスレーゼやアイスワインといった熟成の度合いを示す等級があることなどを話してくれました。その他にも色んな話題で盛り上がり、彼のおかげで、福岡まで退屈せずに済みました。
だからといって、私は英語が堪能なわけではありません。単語は初級レベル、そして、文法は間違いだらけだったはずです。しかし、相手は完璧を求めていません。想像力を駆使して理解しようと努力をしてくれました。外国人とのコミュニケーションを図るには、一歩前に踏み出すチャレンジ精神が重要であることを改めて感じました。(管理人)
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