九州国立博物館で開催中の「世界遺産・ラスコー展」を見に行ってきました。
1940年にフランスのラスコー洞窟で発見された壁画は、約2万年前にクロマニョン人によって描かれたもので、「世紀の大発見」と言われています。
現在は公開されていない洞窟壁画を、先端技術によってほぼ実物大に再現した模型を中心に、太古の文化を紹介する展覧会です。
壁画を描いた顔料、洞窟内を照らしたランプ、当時の石器などが並んだコーナーを抜けると、そこには洞窟内を彩る壁画が現れました。赤や茶で彩色された壁画は、照明が暗くなると青白い線で浮かび上がり、夜空を眺めるかのごとき印象を受けました。
壁画だけでなく、クロマニョン人の一家も精巧な模型で復元されています。世界初公開の展示品もあり、またマンモスの牙に触れたり、写真撮影OKのコーナーもあるなど、充実した内容の展覧会でした。(指揮者N)
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