年末の「第九」に対して年始の演奏会で取り上げられることが多い曲がドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です。
アメリカ滞在中に作曲されたこの曲は、アメリカ(新世界)から故郷ボヘミアを思い作曲されたと言われています。
第2楽章の冒頭、イングリッシュホルンが奏でる哀愁漂うメロディーには歌詞が付けられ、「家路」「遠き山に日は落ちて」として日本人にも馴染みが深い曲です。
私が通っていた小学校では下校時間に第2楽章がそのまま放送されていました。
この曲が新年によく演奏される理由としては、「新世界」という語感が新しい年の幕開けにイメージが重なる点と、躍動感あふれる第4楽章を聴くと、気持ちが高ぶりエネルギーが満ちてくるからだと個人的には思っています。
年が明けて、どうもエンジンがかからない方は是非、聴いてみてください。(管理人)
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