再びノーベル賞の話題。ノーベル文学賞は、小説家の村上春樹氏が受賞するか否かと毎年注目を集めますが、今年はミュージシャンのボブ・ディラン氏が受賞するという意外な展開になりました。
ボブ・ディラン氏といえば『風に吹かれて』が有名ですが、私が彼の名前を知ったのは、1970年代の日本のフォークソング『学生街の喫茶店』がきっかけです。懐かしく思い出される方もおられるでしょう。この歌の歌詞に「ボブ・ディラン」が出てきます。当時、20代の若者だった叔父がギターを弾きながら熱唱するのをたびたび聴くうちに、幼かった私もこの歌を覚えてしまいました。歌詞の中の「ボブ・ディラン」が歌手の名前だと知ったのは、ずいぶん後になってのことでした。
『学生街の喫茶店』はガロというグループが歌い、当時大ヒットしました。私にとっては、叔父の歌声が耳に甦る、遠い日の思い出の歌です。(指揮者N)
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