先日、知人から栗をいただきました。畑に植えられた栗の木に実ったとのこと。実りの秋の恩恵です。
栗を見ると思い出す物語があります。それは、新美南吉の名作『ごんぎつね』。物語の最後、銃で撃たれたキツネの「ごん」と、ごんが倒れたそばに置かれている栗の実を描写した場面を、栗を見ると頭に思い浮かべます。子どもの頃から何度読んでもそのたびに悲しく、切なくなるのに、また読んでみたくなる物語です。
余談ですが、新美南吉の童話を気を付けて読むと、彼の出身地である愛知県半田町(現在は半田市)の方言を作品の中に見つけることがあります。
さて、いただいた栗は、美味しい栗ご飯になりました。新米に栗に果物と、秋は豊かな実りの季節です。体重計は少々気になりますが、秋の実りに感謝する今日この頃です。(指揮者N)
コメントをお書きください