お彼岸の頃になると、赤い彼岸花が目につきます。不思議なくらいに、季節を間違えることなく咲く花です。
彼岸花の別名は「曼珠沙華」ですが、この名をタイトルにもつ歌が、私の知る限り2曲あります。ひとつは北原白秋の詩による「曼珠沙華(ひがんばな)」。この歌はご存知の方も多いでしょう。妖しげな、でも悲しげな雰囲気の漂う歌曲です。
そしてもうひとつは、山口百恵が歌った「曼珠沙華」(阿木洋子・詞)。こちらは「まんじゅしゃか」と読みます。当時スーパースターだった山口百恵が歌った、大人の女性の恋の歌でした。
最近は赤だけでなく、白や黄色の彼岸花も目にします。風に揺れる彼岸花。いつの間にか季節はすっかり秋です。(指揮者N)
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