「もし耳が聴こえなくなったら…」困りますよね。しかも、もしそれが音楽家なら絶望を意味することに他なりません。
難聴に苦しんだベートーベンが生まれたのは1770年12月16日。ちょうど昨日が生誕250年のメモリアル・デー。祝祭ムードはピークを迎えるはずでした。しかし、今年全世界で予定されていた記念コンサートは新型コロナの影響により軒並み中止になり、演奏家やファンにとって本当に残念な年になりました。
そんなベートーベンが苦難を乗り越えてたどり着いた境地、音楽史上の最高傑作といえば交響曲第9番「合唱付き」です。
12月に入り、伊万里合唱団では指揮者Nさんの発案で、発声練習代わりに「第九」の4楽章「歓喜の歌」の日本語訳(2部合唱)に取り組んでいます。わずか16小節の短い編曲に込められたハーモニーはシンプルながらも心地良く、こうやって「第九」を歌えるだけでもありがたいことです。 (管理人)
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