有田焼創業400年を記念して、県立九州陶磁文化館で「人間国宝と三右衛門展」が開かれています。
陶芸の分野で人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されている井上萬二氏(有田)、中島宏氏(武雄)と、「三右衛門」と呼ばれる今右衛門窯(有田・14代今泉今右衛門氏は人間国宝)、柿右衛門窯(有田)、太郎右衛門窯(唐津)の作品が一同に集まった同展は、まさに「肥前陶磁の美の集結」と言えます。
87歳にしてなお意欲的に作陶する井上氏、青磁の多様な「青」を追及する中島氏、それぞれが歴史と伝統を守りつつも新たな現代の美に取り組む三右衛門。一つ一つの作品が、足を止めて見入ってしまう魅力にあふれた、圧巻の展覧会です。
会期は9月25日(日)まで。「芸術の秋」を堪能しにお出かけください。(指揮者N)
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